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プロローグ

ーーーープロローグーーーー


「よくぞここまで来たな…勇者よ!」

「ここで決着をつけるぞ…魔王!!」

魔王の城の最上階で最終決戦が始まろうとしている。

この世界では人類と魔王軍で戦争が起こっており、10年間は続いている。


俺は人間代表として勇者の称号を得て、魔王討伐が人類の平和と信じて魔王軍と戦い続けた。


毎日が死闘の連続で時には心が折れそうになったが、自分が勇者であると思うと倒れるわけにはいかないし諦めるわけにはいかない。


そうやって自分を鼓舞して乗り越えようやく魔王の元にたどり着いた。



「ここでは戦いづらいな」

魔王が呟くと右手を軽く振った。すると魔王城がいきなり景色のいい高台に変化した。

いや…変化ではない。

俺と魔王が移動したのか、転移魔法の一種か…


「舞台は整ったな」


…などと推測しているうちに魔王は戦闘態勢に入る。

魔王の頭上から数本の光線が俺に向かって襲ってくる。

俺は急いで腰についている剣を抜き光線を切る。

何本も襲ってくる光線を切っていき、魔王との間合いを詰める。

間合いを詰めるに連れて魔王が剣の射程距離内に入ったので思いっきり横切りに切った。

魔王は上半身と下半身に別れたが手応えを感じなかった…

切った半身と半身が霧となり宙を舞い、一つとなってまた魔王の姿に戻る。

「なかなかにやるな…だが終わりにしよう」

魔王は何かを持つように右手を出す、すると空間から2mぐらいの鎌が魔王の右手に元からあったかのように装備する。

鎌からは重く、禍々しい気配が漂い、気を抜けば一瞬で命を落とすという事を直感した。

魔王の姿は絶対的君臨者という事を理解した

だが…俺は勇者だ…ここで折れるわけにはいかない…相手が魔王相手だろうが負けるわけにはいかない。

俺は全ての力を剣に委ねるように注いだ。すると剣もそれに答えるかのように眩しく光り輝いた。

「俺は…この一撃に全てを賭ける!!」

「おもしろい!どちらが上か…この一撃で決めようではないか!」


俺は剣を振り上げ、魔王は鎌を振り下ろした。

両者の 一撃が激突する。


空間が歪み、世界が震えた

世界の震えが止まり辺りは音が無くなり静寂になる。


高台には勇者と魔王の姿が消えていた




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