4話
ーー魔法っていうと、前読んだラノベとかだと魔力を感じてなんかするとか書いてあったな…
確か臍の下の“丹田”とかいうところに意識を集中するんだっけ?
とりあえずやってみよう!
…あ!今、なんか感じたぞ!これが魔力ってやつか?
そうやってしばらく魔力を感じたり、動かせそうだったので動かしていたら、あの声が聞こえてきた。
【《魔力感知Lv 1》を取得しました】
ーーお!魔力感知か!でも《魔力感知》って魔力を感じるってことだよな?この魔力を動かしているのは《魔力感知》に含まれるのか?
【《魔力操作Lv1》を取得しました】
ーーあ、やっぱり違うスキルなのか。さて、これで魔法が使えるのかな?ちょっと試してみようか。魔法ってイメージとかっていってたよな?…ラノベとかで。とりあえず安全を考えて水の魔法とかにしよう。体の魔力を出すようにして、水が出るイメージかな?
水よ出ろ〜水よ出ろ〜
ーポチャン
なにかが抜けるような感覚とともに水が落ちるような音がした。
ーーこれが魔法か?なんか…しょぼくない?
いや!ほら、まだ赤ん坊だしね!こんなもんだよ…きっと。
ーガチャッ
「大丈夫か!?アンジュ!」
足音が聞こえたかと思うと
突然勢いよくドアを開けて、ジークと呼ばれていたおそらく自分の父親であろう男が入ってきた。
「魔法の使用が感知されたようだから来てみたが誰もいない?魔道具の誤作動か?
ん、水?やはり魔法は使われていたのか?
でも一体誰が…」
「慌てているようですがどうしました?」
「おお、ソフィア!それがな、お前が作った魔法を感知する魔道具が作動したようだから見に来たんだがな、魔法が使われた痕跡はあるが、ここにはアンジュ以外誰もいないようなんだ。さすがにアンジュが使ったとは思えないんだが私は魔法は専門外なんでな。
お前なら魔法を使ったやつがどこにいるかわかるか?」
「ちょっと待って…わかったわ。わかったけど…」
「どうしたんだ?誰の魔法だったんだ?」
「信じられないわ!この魔法はアンジュが使っているようなの」
「なに!?アンジュがか?」
「そうみたい。たぶん無意識に使ったんじゃないかしら。どっちにしろこの子は天才よ!将来はきっと私よりもすごい魔導師になるわ!」
「そうか。とりあえず侵入者がいるわけではないのならいい。一応安全のためにアンジュの揺り籠に結界を張った方がいいんじゃないか?」
「それもそうね。
『魔法を阻む盾をここに《魔法結界》』
これでいいわ」
「よし、じゃあ私はまた仕事に戻ろう」
「私も研究に戻ろうかしら…あ、その前にこの子にレイナを紹介するわ」
「そうか。そういえばまだレイナの紹介をしていなかったか。じゃあそれはお前に任せるよ」
そう言って二人とも部屋から出て行った
ーーあせったー!これは完全にやらかした感じだよね?殺されるかと思った…いや本当に。
だってジークって呼ばれている方…もう父さんって呼んでいいか。父さんとか剣持ってたしね。まあ大変なことにならなくてよかった。
ソフィアって呼ばれてた方…こっちも母さんって呼ぼう。母さんはまた誰か連れて戻ってくるとか言ってたし大人しくしとこう。
ーガチャ
大人しく待っていると、すぐに母さんが赤い髪の四十代ぐらいの女性と一緒に部屋に入ってきた。
「アンジュ、この人はレイナ。あなたの乳母よ。」
「お嬢様、レイナと申します。お嬢様が大人になってこの家を出るまで身の回りのお世話をさせていただきます。」
ーー乳母か…なんか乳母って聞くと、この家金持ちなんだなって思えてくるよ。というかなんか…とても…眠いな。とりあえず完全に忘れてたチュートリアルブックの続きとかは明日にまわそう。本当に…ねむ…
「あら、アンジュは寝てしまったようね。レイナ、とりあえずこれからこの子の世話お願いね」
「かしこまりました、奥様。しっかりとお嬢様のお世話をさせていただきます。」
「じゃあ私は研究に戻るから、頑張ってね」
「奥様もあまり研究に熱中しすぎて体調を崩されないようになさってください」
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Name アンジュ・ブレイズフォード Lv1
種族 human 性別 女
HP 8/8
MP 7/10
STR 1
VIT 1
AGI 1
DEX 2
INT 9
MND 7
《スキル》
《チュートリアルブック》《想像魔法》《魔力感知Lv1》《魔力操作Lv1》
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《称号》
《転生者》《魔法帝の娘》《剣聖の娘》《想像魔法の使い手》
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