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とある世界の物語  作者: 不思猫
3章 再開
34/39

29話

遅くなってしまい申し訳ありません。

ーーーカランカラン


「「「いらっしゃいませ!」」」

「嬢ちゃん!こっちにビール三杯!つまみもくれ!」

「これとこれとこれをくれ!あとビール二杯もだ!」

「はーい!かしこまりました!」

「こっちビールおかわり!」

「はーい!今向かいまーす!」


中には六つほどの丸いテーブルがあり、ほとんど埋まっている。テーブルがあるところに店員らしき人が三人、厨房らしき場所はアンジュの場所からは見えないが、奥にはカウンターと階段が見える。


ーーなんか...忙しそう。とりあえず奥のカウンターにいる人に聞いてみようかな。


「いらっしゃいませ。ご食事ですか?ご宿泊ですか?」

「宿泊でお願いします。一人部屋で。あとこれは紹介状です」

「はい。了解しました。宿泊期間はいかがなさいますか?」

「...あとから延長することもできますか?」

「はい。もちろんです」

「それだったらとりあえず一週間でお願いします」


ーーこの世界の時間は元の世界と同じで七日で一週間、一日は二十四時間、一年は三百六十五日になっている。ただ、元の世界と違って閏年みたいなのはない。

そして月の名前は一月、二月...と元の世界と同じだが曜日には違う名前が付いていて『闇の日』、『炎の日』、『水の日』、『草の日』、『風の日』、『土の日』、『光の日』という順番になっている。ちなみに闇の日が月曜日と同じみたいだった。


「それでは今日から一週間、今日は光の日なので次の光の日までですね。料金は四万ミルになります。...確かに頂きました。鍵はお客様が責任を持って保管してください。鍵を紛失、盗難された場合の保障はできません。また、鍵をなくした場合は一万ミルいただきます。昼ごはんと夜ごはんはついていませんが朝ごはんは料金に含まれておりますので是非食べてください。何かご質問は?」

「いえ、ないです。ありがとうございます」

「あなたの部屋は209号室です。どうぞごゆっくり」


ーー結構この宿屋って大きいんだなぁ。ここは下の酒場含めて四階建で、一階に十部屋から十五部屋あるようだ。自分の部屋は209号室だから二階だね。


階段の横に書いてある見取り図を見ながら考えるアンジュ。そして自分の部屋を見つけ歩いて行った。


ーーーギイィ...ガチャン


ーーふうー!疲れたー!もう今日は寝よう。シャワーとかは明日でいいや。あ、でも防具は外さなきゃね。付けたまま寝ると痛いし。おやすみなさーい。

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