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とある世界の物語  作者: 不思猫
3章 再開
33/39

28話

昨日は更新出来ずに申し訳ありませんでした。

ーー虚幹って私と同じだ...どこかで会ったことあるかもなぁ。というか本当にどこかで聞いた名前なんだよなぁ。園部さん無くなってる記憶があるのか...私は無くなってる記憶なんてあるかな?もしかして園部さんについての記憶が無くなってるとか?


「私も虚幹に住んでました。産まれてからずっと引っ越してません。私も高校生ですけど、前世では男でした」

「へ〜、君も虚幹に住んでたんだ。前世と性別違うんだね。まあそういうこともあるか。ん?...私とあなたって前世で......もしかして小学校って『南小』だった?」

「そうですけど...あ!」


ーーそうだ思い出した!そういえば園部美晴って同じ小学校で、一緒に遊んだりしてたじゃん!


「あなたってあの美晴?」

「もしかしてゆうちゃん?」


「「あはははは!!」」


「そうか、美晴か!そういえばイギリスに引っ越してたね!」

「今の名前はセレナだよ。でも名前聞いても気づかないって少し酷くない?それにしても女の子になってるなんて...ふふっ、面白すぎ!」

「笑うなんてひどいなあ。知らないうちに性別変わってたんだよ?本当にびっくりしたよ...まあ今はちゃんとアンジュとして生きてるからね!」

「そうね、すごく馴染んでるじゃない!そうだ、元の世界ではおばさんは元気だった?」

「えーっとね...あれ?」

「ん?どうしたの?」

「思い出せない...」


ーーどうなってるんだ?元の両親が元気だったかどころか、顔や声、名前さえ思い出せない...もしかしてこれが記憶が消えているってことか?


「全く思い出せない...両親のことを何も...」

「もしかして記憶が消えてる?」

「そうなのかな......そうだ!《チュートリアルブック》で質問したらわかるかも!」

「...たぶん無駄だと思う」

「なんで?」

「前に色々と質問してみたんだよ。で、そのときに記憶についても聞いたんだけど教えることはできないって言われたんだ」

「...教えることはできない?そんなこと言われたの?」

「うん。他の事は教えてくれたんだけどね。転生者の見つけ方とか」

「そうなんだ、残念...ところで転生者の見つけ方って?」

「知らない?なんか転生者同士だと、こう...なんというか独特なオーラ?みたいなものを感じるらしくて。ほら、今も変な感覚がしてるでしょ?たぶんこれのことかなって思ってる」

「ふ〜ん、それで私に声かけたの?」

「まあね。本当に転生者かわからなかったから内心どきどきしながらだったけど、合っててよかったよ。さて、私の目的は一応終わったんだけどこれ食べた後どうする?」


料理を指しながらセレナが言う。


「私はとりあえず宿屋に行こうかなって。まだ部屋取ってないし」

「それ大丈夫なの?この時間帯だと埋まっちゃってるかもよ?」

「え!?一応紹介状みたいなのは持ってるんだけどそれでも駄目かな?」

「どうだろ...急いだ方がいいと思うよ?」

「そうする!」


返事をすると注文した料理を急いで食べるアンジュ。そして、すぐに食べ終わると、セレナがまた口を開いた。


「お金は私が払うって言ってるしアンジュは早く宿屋に向かうといいよ。...あ!ちょっと待って!最後にちょっと握手しようよ」

「握手?なんで?まあいいんだけど」

「うん、ありがとう。まあ明日になればわかると思うよ。じゃあまた!」

「うん、今日はありがとう。じゃあね!」


握手をした後挨拶をして、アンジュは走ってギルドから出て行った。


ーーなんで最後握手したんだろう?...そんなことよりも宿屋を見つけなきゃ!......地図だとこっちに...あった!『竜の翼亭』!部屋空いてるかな...

眠気に負けそう...

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