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とある世界の物語  作者: 不思猫
3章 再開
32/39

27話

少し短めです(時間の都合上)

「ねえ君、ちょっといいかな?」


突然後ろから十代後半に見える女性が話しかけてきた。


「えっと...どなたですか?私とあなたって会ったことないですよね?」


ーーなんだろうこの人...なんか変な感じがするんだけど。何かあるのかな?


「ちょっと向こうで話をしない?多分だけど、『君って転生者だよね?』」

「...え?今『日本語』を喋った?」


ーー今喋ってたのって日本語だったよね?ということは、もしかしてこの人も転生者かな?


「やっぱり『転生者』だったみたいだね。私と話をしてくれる気分にはなったかな?」

「あなたもですよね?...まあそれなら話してもいいと思いますけど...」

「じゃあ向こうで食べながら話さない?大丈夫、私が奢るから」


そう言って女性はギルドの右端に向かっていく。


「すいませーん。個室のテーブル空いてますか?」

「はい。5、6、8番の部屋が空いていますよ」

「それなら5番の部屋使いますね。」

「ごゆっくりどうぞ」


店員と話し、奥の部屋に向かいながらアンジュに話しかける女性。


「さて、部屋空いてるらしいから向こうで話すよ」

「部屋?」

「知らないの?ここでは個室が10室あって、防音になってるから秘密の話をするときとかによく使われるんだよ」

「そうなんですね」


ーーーガチャッ


「さて、じゃあまず注文しようか。なんでも好きなものを頼んでいいよ」

「じゃあ......これで」

「オーケー。他にも食べたいものがあったら後で頼むといいよ」


そう言って女性は店員を呼び注文をする。そして店員が部屋から出ていくとこう切り出した。


「まずは自己紹介からだね。私の名前は『セレナ』、前の世界の名前は『園部美晴(そのべみはる)』だよ。君は?」


ーーあれ?なんか聞いたことがある名前な気がする...


「私は『アンジュ』、元の世界の名前は『藤崎祐樹(ふじさきゆうき)』です。ところで前世は日本人...は間違いないとして、どこに住んでいたんですか?」

「えーと、小学校卒業までは『虚幹(うろみき)』ってところに住んでたんだけど、親の転勤で中学生の間はイギリスにいたかな。高校生になってまた虚幹に戻って来て、そしたらこっちに来ちゃった感じかな。でもなんで日本に戻って来たのかは思い出せないんだよね...だから君の話も聞かせて?そうしたら記憶が消えてるのが普通かどうかもわかるかもしれないし」

出てきた地名は完全に作者の創作です。でも国名は流石に違いますよ?

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