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とある世界の物語  作者: 不思猫
3章 再開
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23話

ギルドの扉を開けて中に入る。ギルドの中は広く、銀行とか、病院の受付のようなカウンターに、おそらくギルドの職員であろう人が座っていて、正面には紙が貼られたボードがあり、右奥の方を見ると酒場...というよりも定食屋のようなところがあり、左奥には扉がいくつかある。


ーーへ〜ギルドの中ってこんなかんじなんだ〜。えっと、登録受付は...あった!並ぶところが二つあるけどどっちに並べばいいんだろう?


「冒険者ギルドへのご登録ですか?それなら、紹介状を持っていないなら右、持っているのなら左に並んでください」


少し悩んでいると職員らしき人が話しかけてきた。


「ありがとうございます。私は紹介所を持っているので左ですね」


職員らしき人にお礼を言ってから左のカウンターに行く。


「登録したいんですが...」

「そうですか、紹介状をお持ちですね?出してもらえますか?」

「はい、どうぞ」

「少々お待ちください」


そういうと職員は紹介状を持って後ろの扉をくぐり、少しすると体の大きな、三、四十代の男と一緒に戻ってきた。


「確認が完了しました。詳しい話も含めてあちらでしますのでついてきてください」


そう言って左奥の真ん中の扉の部屋に入る。


ーーこれって...闘技場?


「さて、まずギルドについての説明をしますね。

冒険者ギルドとは個人又は国や団体からの依頼を解決することを目的とした組織です。冒険者にはランクがあり、一番低いものがFランクでそれからE、D、C、B、A、Sという順に上がっていきます。

又、依頼のことは『クエスト』と呼び、クエストにはペットの捜索やお使いなどの戦闘が無いものから魔物の討伐、戦争への参加などの戦闘を中心としたものまで様々なものがあり、依頼内容に戦闘が含まれるものを『戦闘系クエスト』、含まれないものを『非戦闘クエスト』と呼びます。受けることの出来るクエストは自分のランクより一つ高いところまでです。クエストを受ける際は後で渡す『ギルドカード』を通すので不正はできないようになっています。ギルドカードについては渡すときに説明しますね。

次は冒険者同士でのトラブルについてです。専用施設以外のギルドの建物内での戦闘行為は禁止されています。もし破った場合は厳しい罰則が与えられ、場合によってはギルドから除名されます。建物の外でのトラブルについてはギルドは一切の関与をしません。しかし、法に触れる行為をしたことが発覚した場合はギルドから除名し、指名手配されることもあります。ここまででわからないことはありますか?」


ーー特にわからないところはないな...建物の外でのトラブルに対する対処が発覚したときっていうのがちょっと危険な感じがするけどね。裏を返せばバレなきゃ犯罪じゃないみたいなものじゃん。まあこの国、というよりもこの世界の法律も全体的にそんな感じなんだけどね。


「ありません」

「紹介状にはCランクへの推薦がありましたので今からテストを行います。テストはギルドマスター...隣にいる男性にしてもらいます」

「俺はギルドマスターの『ランド』だ。今から試験...まあ模擬戦だな...をする。お前の両親とは知り合いだが手心を加えるつもりはない。そのつもりでかかってこい。俺は魔法を使わないがお前は魔法も使っていいぞ。お互いに武器は木で出来たものを使うからな。合図があったら好きなタイミングで始めろ」

「わかりました」


そう言ってアンジュは木刀、ランドは木剣を取り、闘技場の真ん中に向かい合って構えた。


「よし、いつでも始めていいぞ」


ーーギルドマスターは魔纒を使ってるみたいだな...まあ当たり前か。私の両親と知り合いって言ってたし、ギルドマスターっていうぐらいだから強いんだろうな。まずは勝つんじゃなくて善戦することを目標にしよう。とりあえず《魔纒》を発動して木刀と体全体に纏わせる。


「じゃあ、ーー行きます!」



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