19話
「うむ...そうだな。HPとMPは2000以上、それ以外のステータスは1500以上だな。あと、それを満たして冒険者になったとしても無理はしてはいけないぞ」
「平均的なステータスはどのくらいなんですか?」
「確か...十五歳ーーつまり成人だなーーの平均的なステータスがHPが1500、MPは個人差があるが大体1000ぐらいでその他が1000だったな。ただ、基本STRやVITが高い人はINTやMNDが低い。逆もまた然りだーーアンジュはINTやMNDが高いタイプだな。だがこれでも冒険者としてやって行くには低いほうだ」
ーー結構平均高いんだな...いや今のステータスから考えれば低いんじゃないか?これなら問題なく達成できそうだ。...そういえばお父さん元冒険者なんだよな...
「お父様のステータスはどのぐらいなんですか?」
「私か?私はSTRやVITが高い方でな、STRは13000ぐらいだ」
「そんなに高いの!?」
「まあその代わりINTは8000ぐらいだがな。まあ、私達は冒険者の中でも最強と言われるレベルだったしな。それでも一人では倒せない相手だっていた。だからもし強くなっても慢心するんじゃないぞ」
「はい...」
ーーいや、高すぎるでしょ...それでも倒せない相手って何よ...
「まあしばらく考えてみるといい。返事は、そうだな...とりあえず一週間以内に答えてくれればいい」
「また何か聞きたいことがあれば聞きに来るといいわ」
「わかりました。しばらく考えてみます」
ジークとソフィアに挨拶をして部屋から出て行き、部屋の前で待っていたレイナに連れられて部屋に戻る。
ーーどうしようかな...まあ冒険者になることはほぼ確定なんだけど。でも魔物とかとちゃんと戦えるのかな...でもいろんな場所旅してみたいからなぁ。...魔法をもっと使えるようになれば問題ないのか?私の魔法は攻撃も防御も移動も出来るみたいだしとりあえず冒険者になるってことでいいかな。
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「さて、どうするのか聞かせてもらえるかな?」
それから一週間後、アンジュはジークの書斎にいた。
「......私は冒険者になろうと思います」
「そうか...冒険者はとても辛いものだぞ?それでもいいのか?」
「はい。確かに少し不安ですが、冒険者になって世界を見て回りたいです」
「それで本当にいいんだな?」
「はい!」
「そうか...」
そう言ってため息を吐いて笑顔になったかと思うとまた話し始めた。
「そうかそうか!冒険者になるか!それは良かった!」
「え?」
「いや〜、実は私達は冒険者を選んで欲しかったんだよ。なあソフィア?」
「ええ、学校に行くことになったらアンジュがあの貴族のうちの誰かに嫁いでしまうことになってしまうからね」
「あのいけ好かないやつらにアンジュを渡すなんて絶対に嫌だったからな」
「それじゃあ冒険者になっていいの?」
「ああ、明日からは修行や勉強が厳しくなるから覚悟しておきなさい」
「は、はい!」
返事をして部屋を出て自分の部屋に戻る。
ーー思ってた反応と違う...まあ反対されないのなら良かった...のかな?とりあえず明日から頑張ろう!




