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とある世界の物語  作者: 不思猫
2章 旅立ち
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18話

ーーうーん...ふぁ〜あよく寝た...


「おはようございますお嬢様」

「うーん...今何時?」

「お嬢様がお休みになられてから四時間ほど経ったところです。奥様と旦那様はもう帰っておられます。まだ夕飯までに時間がありますので奥様や旦那様とお話しになりますか?」

「そうするわ。それじゃあお父様の所へ連れて行ってくれるかしら?」

「かしこまりました」


レイナと一緒に寝室を出てジークの書斎へと向かう。


「お父様、アンジュです」

「アンジュか、ちょうど良かった。私達から話したい事があったんだ。レイナ、ソフィアを読んで来てくれるか?」

「かしこまりました。失礼します」


そう言ってレイナは部屋から出てソフィアを呼びに行く。




「旦那様、奥様を読んで参りました」

「そうか、下がっていいぞ」

「失礼します」


そして、ソフィアと一緒に入ってきたレイナはジークに言われてすぐに部屋を出ていった。


「さて、話っていうのはアンジュの将来についてだ。アンジュには三つ選択肢がある。

一つ目は学校に行って十歳の時点で婚約し、十五になったら結婚すること。この場合は、今日縁談について持ちかけて来た家から選ぶ事になる。これが一番確実で楽な道だろうと思うが、あまり自由には過ごせなくなるかもしれない。

二つ目は学校に行くが婚約をせず、十五になったら《剣聖》か《魔法帝》を継ぐこと。この場合は十五歳まである程度自由に過ごすことが出来るが、継いだあとはまずほぼ確実にこの国から出れなくなる。そして大丈夫だとは思うが確実に継げるとは限らない。

三つ目は五歳になったら家を出て冒険者になること。この場合は武者修行となるため、ブレイズフォードを名乗ることが出来なくなるが、十五になって戻って来て《剣聖》か《魔法帝》を継ぐことも出来るし、継がずにそのまま色々な国を渡り歩くことも出来る。冒険者ランクがSランクになれば国からのある程度の命令を断る事が可能になる上に、国もなかなか手出し出来なくなるからな。この場合は危険が多いが前に挙げた二つよりも自由に過ごすことが出来る。

あと、どれを選んでも基本的な勉強と剣術、魔法の練習はしなければならない。それと、もし三つ目を選ぶ場合は五歳までにステータスをある程度まで上げる事が条件だ。とりあえず考えてみてくれ」

「......いくつか質問したいです」

「ああ、大事な選択だからな、いくらでも質問してくれ」


ーーうーん、どうしようか...私的には冒険者かなぁ...学校とかもう前世だけで十分だよ。あと冒険者ってやっぱり異世界の定番だしね!...私みたいにこっちに転生してきた人とも会ってみたいし。

とりあえず気になった事を聞いていこう。


「今日、私のお披露目の時に貴族の人たちが平民上がりとか言っていたのが聞こえたんですけどどういう意味なんでしょうか?」

「ああ、あれか...聞こえていたんだな。まあそんなに面白い事ではないと思うが...

私とソフィアは元はこの街で生まれた平民で冒険者をしていたんだ。実は私もソフィアもSランクだったんだがな、七年前に隣の国がこの街に攻めて来たんだ。そして戦争で相手国にいた魔法帝とこの国にいた剣聖が死んでしまって、私達に受け継がれたんだよ。その結果、自分たちが受け継げるって思ってた貴族達は怒ったって事だ。《剣聖》や《魔法帝》になると、一代限りとはいえ貴族になるという事も気に入らなかったんだろうな」

「どうして受け継がれたんですか?」

「《剣聖》と《魔法帝》には継承するには二つ方法がある。まずはルールに則った試合で剣聖、魔法帝に勝つこと。この方法だと誰も死なずに称号を受け継がせる事が出来る。もう一つは《剣聖》や《魔法帝》の称号を持っている人が死んだ時だ。その場合は元の持ち主である人と同じ系統の種族の中で一番適正が高いと判断された者に受け継がれる。その結果私達が受け継ぐ事になったってことだ」

「そうなんですか...じゃあ次は、冒険者になるための条件のステータスの基準ってどのぐらいなんですか?」


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