1話
どこまでも広がる白い空間。
その中にいるのは50人ぐらいの人々。
そんな中に俺はいた。
「ここは…どこだ?」
思わず口をついた疑問に答える人はいなかった。
周りを見渡すと中学生ぐらいの子供から50歳ぐらいの大人まで様々な人がいて、誰もが困惑しているようだった。
「一体なにが起きているんだ?」
そう呟いたとき、不自然に周りの音が消え、頭の中に声が響いてきた。
「はい!静かになってくれて先生とても嬉しいです。まあ、喋れないようにしたのは自分なんですけどね!
皆さん、どういうことか知りたがってると思います。ということで今から説明しますね。あ、私のことはあなた達の言う神という認識でいいですよ。」
頭の中に響く 高いようにも低いようにも聞こえる神を名乗る声。それなのに、なぜか声の主が女性だということが理解できた。
「まず、あなた達には異世界に転生してもらいます。」
異世界に転生ってどういうことだ!?
俺は死んでしまったのか!?
周りを見渡すとみんな戸惑っているようで、俺と同じように周りを見渡す人、泣き崩れる人などがいる。それなのに、まったく音が聞こえなかった。
「皆さん驚いているようですね。まあ無理もないでしょう。急にこんなことを言われたんですから。まあ、だからと言って説明を止めるわけではありません。強制的に理解できるので楽にしていいですよ。
まずあなた達は死にました。
そもそもは、あなた達の世界の隣の世界に神のようなものが生まれたことが原因です。その世界は一度滅びてなにもなかったんですが、その神もどきがまた星を作り直しました。
ですが、生まれて間もない上に、しっかりと神として存在していない存在ではちゃんとした世界を作ることができませんでした。
その結果、その世界は緩やかに滅びて行っています。
それをどうにかするために近くの世界からエネルギー、つまりあなた達を奪おうとしているところを私が介入しました。本来なら転生じゃなくて普通に死んでたんですよ?感謝してもらいたいですね。
さて、向こうの世界の説明をしましょうか。
向こうの世界のシステムは、あなた達の世界にあるゲームのようなものです。
なにかを殺すとレベルが上がるし、ステータスやスキルもあります。詳しい説明は向こうについた後、頭の中ででもいいので「ステータス」と呟いてください。するとスキルの欄に「チュートリアルブック」というスキルがあるのでそれを読むといいですよ。まあべつに、読まなくてもいいんですがおすすめはしません。
じゃあもうそろそろ送りますね。質問があったらチュートリアルブックに対してすると答えれる範囲で答えます。それではいい異世界ライフを!」
そう言われた瞬間、目の前が真っ暗になった。




