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獅子の夢

僕は学校の廊下を全速力で走っていた。後ろからは荒々しい息づかいで獅子が迫る。ドスドスとタイルを踏みつける音が徐々に近づきつつあるこの状況に振り返る余裕もなく校舎中を逃げ回っていた。


足の動きが止まる。瞬間に気づく。前からもぅ1頭の獅子が現れる。


挟まれた。


幸運な事に隣の校舎へ掛かる渡り廊下のドアがあり僕は勢いよくドアを開いた。

よかった 鍵はかかっていなかった。

だが渡り廊下に出て間も無く僕は絶望する。

更にもぅ1頭の獅子が反対側から向かって来る所だったのだ。

読まれてたか。

こうなったらと、僕は渡り廊下に足を掛ける。

もぅ飛び降りるしかない。中庭に位置する場所は砂利になっていたが、思ったより着地は上手くいった。

上を見上げると既に獅子が空中で構えていた。


僕は足が絡まりながらも また走り出した。


程なくしてドスンドスンと獅子が次々と着地する音が聞こえた。

着地の様子を確認する前に

僕はまた絶望する。

中庭の先は体育館の壁で行き止まりになっていた。


振り向くと獅子はコチラに向か走り出していた。


こうなったらイチかバチか..


僕は思い切り地面を蹴って飛び上がった。

高く高く、体育館の屋根より高く上がりフワフワと停まった。

獅子達はと言うと、唸り声をあげながらコチラを睨んでいた。


思った通り、奴らは飛べないのだ。


これからどぅしようかと

考えていたら1頭の獅子がコチラに向かって飛び上がってきた。

ちょっと待て!!コイツら..

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