見下神代理として。
さて、なぜ俺がこのりくとの住む天界に呼ばれたかはわかった。だとしても一つ不可解な点がある。
「ラリコさん、俺が見下神代理として呼ばれた理由はわかったんですけど俺の力でどうやって侮辱した者への制裁や、GOD legendsに出場するんですか?」「既にあなたには見下神りくとさまの権能の半分が扱えるようになっていますよ」 え?見下神の権能を半分?やばくね?やばくね?それやばくね? なるほど、りくとの権能の半分、それならりくとを侮辱した者への制裁はそれで事足りるだろう。でもGOD legendsはどうだ?りくと以外の神の実力がわからない。こわい。やめて。念のためりくとの権能の把握や、体を鍛えておかないと。
そんなことを考えていると、下界から反応がする。嫌な音だ聞いてみると ???「りくととかよわいよwワンパンできるw」あーwこいつ終わったなあw 違う違うこいつを制裁するのは俺か。だりぃ。でも見下しってどうやるんだ?あいつにこう、上から強い視線を浴びせてみよう。こ、こうか? ???「ヴぁんじゅgwwq」あwこいつ死んだw と口にした瞬間俺を猛烈な痛みが襲った。「あ"ぁあ"あ"あァあぁぁぁぁ」痛い、痛すぎるなんだ、、、これ、、、、、。
~~~寝室~~~
目が覚めると見知らぬ部屋に居た。どこだ?ここ?「気づかれましたか、ファンタ様。あなたは見下しの権能を使った代償で体が耐えきれなく、気絶してしまわれました。お身体は私の力で勝手ながら癒させてもらいました。」「あ、ありがとうございます。」そうか、やっぱり大いなるりくとの力には大きな代償を伴うのか。どうしよう?見下しの権能を使う度にこうなってしまうのはヤバイ。身体を死ぬ気で鍛えるしかないのか?「あ、あのラリコさん? 権能を使う度にこうなってしまうと、どうも代理が務まるとは思わないんですが、、?」と聞いてみる。するとラリコさんはクスっと笑い、「りくと様はこうなることを想定してファンタ様を鍛えるため、ある方をお呼びしているとのことです。」「ある方って?」「時期に気づかれますよ、明日の朝にはここに着くとのことでしたので。」「そ、そうですか」そうか、誰だ?あのりくとが俺を鍛えるために呼んだヤツ。どんなやつなんだ?まあいい。体を動かすのは好きじゃないんだけど、、、あんまりキツくない修行がいいな。と小声で呟きながら俺はまた眠りにつくのだった。
「ぉーい、おーい、おーーい!起きて~?ねー、起きないと......殺すよ?」 ⁉ その刹那俺はとてつもない殺気と波動を感じて飛び起きた。「あ、あなたは?」???「あ~、やっと起きたりくとのお兄ちゃんふぁんた。ぼくはプライムとーくん。りくとの盟友、だよ?」