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4.ゲームの主人公

私こと佐藤綾目は昔から結構幸せな方だったと思う。


両親に愛されてまわりにも愛されてちょっと………よくトラブルに巻き込まれてたけど私の最愛の人がいつも助けてくれた。


最愛の人───()()()()。私の幼稚園の頃からの幼馴染だ。


ちょっとクールそうに見えるのに可愛いところもあってそれでいて勉強もできて運動もできる。逆に何ができないの?って聞きたいくらいだ。


……いやそういえば、恋愛面に関してだけはまったくだったわ。


私の好意にもまったく気づかないし、いやまぁ気づかれたら気づかれたで困るんだけども…。


そんな私たちは今日から高校生だ。


「これから高校生活が始まると思うと緊張するね!」


そう私の隣を歩いているなっちゃんに声をかける。


「そうだね。確かに緊張するかも」


そうやって他愛のない会話をする。こういう時間がとても幸せだ。


そんなこんなしてると急になっちゃんがこんなことを言ってきた。


「ねぇ綾目って、高校で()()作る気ある?」


なっちゃんにこんなことを聞かれるとは思ってもみなかった。


だってあの恋愛に関して全てが終わってるなっちゃんが急にこんなことを言うなんて!


「突然だね!?え~とまぁ作る気はあるよ?」


なっちゃんとなら今すぐにでも付き合いたいし、なんならなっちゃんと将来結婚する気まであるよ?今はまだ言わないけど。


逆になっちゃんは高校で彼女作る気あるのかな?


そう思い聞いてみると


「今のところ作る予定はないかな~。どっちかっていうと綾目の彼女作りを手伝いたいし」


ということらしい。彼女を作る気が無いということは好きな子もいないってことでしょ?


ほかに好きな人がいないのは嬉しいんだけど私の事を恋愛的な意味で好きであってほしかったなぁ。


既に分かってたことだけどちょっと残念。まぁこれから頑張って落とせばいいと考えることにしよう!


っていうか私の彼女作りなんてあなたが付き合ってくれれば手伝う必要もなく一発で終わるんですけどね!


振られるのが怖いからまだ告白はしないんだけども。


だから心の整理がつくまでは誰とも付き合わずに待っててね?


もし私以外の人と付き合ったら














ナニスルカワカラナイカラ

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