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14/30

11:10 P.M.

 猫を追いかけるうちに最初の場所に戻ってきたようだ。


猫は僕が路地裏から抜け、歩道に足をつけたのを確認すると、素早く車道を横切ってどこかへ去ってしまった。


それを呆然と見送った後、振り返って路地裏の方を見てみた。

今度は猫はいなかった。



 それから僕は海に向かってまた歩き始めた。

海岸までの道中、自販機で『あったか~い』の文字を見かけるたびに財布を取り出しそうになったが、トイレに行きたくなっても面倒なので、また後で夜食を食べるときにでも買おうと考え直してなんとか踏みとどまった。


途中、コンビニを発見した。

いつもは通らない道なので、こんなところにコンビニがあるということを知らなかった。


ガラの悪い奴らがたむろしている。

こんな時間まで何してるんだろう。


……僕が言えたことじゃないか。


あんまり見てると絡まれそうだから素通りした。

そんなこんなありつつも、僕は海に辿り着いた。

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