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12/30

10:40 P.M.

 昼間との違いを楽しみながらのんびり歩いて学校に到着した。


この間に何か面白いことに遭遇することはなかった。


思ったことがあるとすれば、自動販売機の明かりにありがたみを感じたくらいだ。


暗い夜道に点々と存在する自販機は、間違った方向に進まないように僕を導くかのように煌々と光を放っていた。


それに吸い寄せられるように進む僕は虫にでもなった気分だ。


自販機を道しるべにして歩き続け、辿り着いた夜の学校には不気味な魅力があった。


暗い。

当たり前だけど。


それになんか出そう。


校舎の窓を上から下に向かって眺めてみた。

人影はない。


ん?

なんか動いた?


……気のせいか。

普通に怖いな。


敷地内に侵入するわけにもいかないので、軽く様子を確認した後は次の場所を目指すことにした。


次は……どうしようかな。

海岸沿いを歩いてみたいな。


よし。

そうと決まれば歩くのみだ。

僕は大きく一歩踏み出した。

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