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8:00 P.M.

 深夜徘徊をしてみることにした。

夜の町を歩いてみたかったからだ。


この町には引っ越してきたばかりだから、どこに何があるのかということを把握しておきたいという理由もある。


高校までの道のりに何があるのかは流石に覚えたが、それ以外の場所のことはあまり知らない。


これから少なくとも二年くらいはお世話になる町だ。

一度町中を歩き回ってみるのも悪くないだろう。


それに少し見慣れてきた町も、夜になればまた違った姿を見せてくれるのではないだろうか。


そんな期待を胸に、僕は今自分の部屋のベッドの上でゴロゴロとくつろいでいる。

時計に目をやると午後八時だった。


計画というほど立派なものは用意していないが、一応午後十時くらいに家を出発する予定だ。


つまりあと二時間。

どうしようかな。


んー。

考えているうちに僕は、同居人たちに今夜町をうろつくということを伝えていなかったのを思い出した。


黙って出て行って無駄に心配させる羽目になるのも面倒だと思い、一言伝えるためにさっそく立ち上がった。

新連載です。

これからよろしくお願いします。


この作品は「血のない家族」の番外編ですが、本編を未読の方でもお楽しみいただけるようにしていこうという所存でございますので、安心して読んでくださいませ。

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