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いざバトル

 マイエルを見送り、いよいよ遺跡探索開始です。


〈エントランス〉

フィオ:悪魔を模した石像、ね。

 文献判定成功してたらここから何か分かってたのかなぁ。


ルース:エントランスがこれだけ広い上にシャンデリアまであるって、バルトゥーって人は裕福だったのかな?


エイル:探索はもう始まってるんだよね? とりあえずここは安全として、探索判定すべき?


GM:気にするポイント見事にバラバラだな。探索は……進行をスムーズにする為に「何も無い」と告げるのはアリ……うん。石像とシャンデリアの破片以外に物は無いし、探索()いらないよ。


フィオ:じゃあ進むか。北側――入って正面の扉を開けるよ。


GM:あ、その扉は半分開いてる。触ったなら分かるが、ドアノブには泥が付いてるぞ。


ルース:やっぱり何か居るじゃん!!


エイル:マイエルさんは何も無いって言ったよね? 元から開いてたの?


GM:(しまった。ええと)中暗いから細かい所まで見てなかった可能性もあるな。

 っと、そうだ。ここは真っ暗だから、先に進むなら明かりを用意して。


ルース:おお、松明の出番か! 冒険っぽい!

 (いそいそと準備)


※冒険者セット。背負い袋、水袋、毛布、松明6本、火口箱、ロープ10m、小型ナイフのセットで100ガメル。

 3人共購入した。


フィオ:……ねぇこれ、誰かがずっと持ってないと駄目だよね? 戦闘になったらどうするの?


GM:持ってる奴は片手塞がれるな。


ルース:え? 1人戦線離脱?


エイル:3人しか居ないのに!?


フィオ:ええ……。


GM:魔法を使う2人のどっちかが後ろで明かり確保するしかないかな。


フィオ:ええ、俺前出たい。


エイル:支度金ギリギリまで使って装備整えたのに……?


ルース:(何か言いたいが何と言っていいか分からずおろおろ)


GM:う~ん、やっぱり3人だと少ないか。それと後衛(支援)専門も居た方がいいのかなぁ。


フィオ:くっ、ソーサラーにしとけば魔法で明かりを……あ!


ルース:どうしたの?


フィオ:【妖精魔法】Lv1《フェアリーウィッシュ》!

 妖精を呼び出して協力してもらう魔法だ! これ使って松明持っててもらおう!!


ルース:なるほど!


エイル:待って、妖精って大きさは? 松明持てる?

 あと、『戦闘中は力を借りられない』ってあるよ?


フィオ:…………………………………(静かに肩を落とす)


GM:ルールブックⅠだと細かい説明はないから何とも言えないんだよな。

 なので採用。妖精に松明持って付いて来て貰おう。んで、戦闘そのものには関与しないけど、ちょっと離れた所で待機するのは可。


一同「え?」


GM:ルールブックに規定されて無い部分は独自解釈可。って事にしよう。

 ルールブックⅡ以降で詳細載ってたとしても現段階では分からんのだし。第一せっかく準備したんだ、戦闘に参加出来なきゃつまらんだろ。


エイル:GM……!!


※サンプルシナリオは一度ざっと読んで流れは把握してたのですが、細かい所までは見ておらず、始めてから気が付いて焦りました(笑)


フィオ:消費MPも1だけだから戦闘にも大きな影響は無さそうだし、フェアリーテイマー便利……。

 ……orz。


エイル:え、何? 急にどうしたの?


フィオ:文献判定……これ使ってれば成功してた……。


一同「あ」


GM:《フェアリーウィッシュ》……達成値に+1のボーナス……うん、1だけ足りなかったからな。


ルース:ま、まぁいいじゃない、次行こ?


GM:んじゃ、《フェアリーウィッシュ》使ってフィオのMP1引いて次の部屋行こう。

 エントランスでえらい手間取ったな。




〈1階廊下〉

GM:奥の扉を開けると、そこは東西に伸びる短い廊下だった。広さは6m×15m。東端には上り階段、西端には下りの階段がある。

 そして扉の正面に、やはり1m四方の台座に立つ翼を持つ女性の石像がある。


フィオ:また石像か。個人の趣味か当時の流行りか。


GM:ちなみに、この石像の両目部分は宝石で外す事が出来る。時間掛かるけど。


ルース:ここからは罠か何かがある可能性あるんだよね? 罠感知判定すべき?


エイル:えーと(ルールブック確認)やるとしたら探索判定かな。説明読む感じ、罠感知は仕掛けに掛かるかどうかってギリギリの所で使うっぽい。


GM:探索判定する? なら(えーと)目標値7で。


ルース:あれ低い? とりあえずコロコロ。

 「5」「6」


GM:なぜそこで高い数値を出すw

 この廊下には罠も隠しギミックも何も無いと断言しようw


ルース:何も無かった!?


GM:でも高い数値出したし気付こう。床に泥が付着してるよ。


フィオ:! そうだよドアノブに泥付いてたんだら泥が落ちてて当たり前じゃん!!


ルース:え、でも何も無いって。


エイル:罠やギミックは、ね。足跡とかは含まれて無いんだよ。


ルース:えーと?


フィオ:察し悪いな。さすが知力10。


ルース:(´;ω;`)


エイル:やめなさいって。つまりね、罠や隠されてるものを見つける技術と足跡に気が付く技術は別って事。

 まぁ、どっちもスカウトorレンジャー技能だし、同じ場所を探ればその気がなくても気が付くモノではあるだろうけど。


フィオ:面倒くせぇな、とにかくGMが足跡追跡すると何か分かるってヒントくれたんだよ。


ルース:そ、そうなんだ? じゃあまたサイコロ転がせばいいんだね?

 コロコロ。「4」「4」


GM:2+8=10

 お、ぴったり目標値だな。2階に上がって行く足跡を見つけたぞ。蛮族の足跡だ。


フィオ:来た!


ルース:蛮族!!


※何も知らない体で話進めるのしんどかったので蛮族が居る事、それが2階に居ると確定出来てほっとしました。

 一人TRPGはこの辺がややこしいですね。


ルース:よし! 2階行こう2階!!


フィオ:急に元気になったな。でも全面的に賛成。


エイル:えーと、探索もしたしここはもういいのかな……? あ、宝石はどうする?


フィオ:後でいいんじゃん? 出口目の前だし。


エイル:ん、じゃあ探索済んで、時間に余裕あったらで。


GM:ちなみに探索と足跡で計20分経過したぞ。後40分で妖精さん帰っちゃうから気を付けてな。




〈2階廊下〉

GM:階段を上がると2階の廊下に出ます。北側の壁には窓が2つありますが、窓から見えるのは遺跡を覆う崖の土だけです。南の壁には閉じられた扉が2つあります。


フィオ:窓があるって事は、元は普通に建てて、何かがあって建物はそのまま崖に呑まれたって事……? 何があったらそうなるやら。


ルース:そんな事より蛮族はどこ? 南側の扉の向こう?


エイル:ルース? キャラ変わってない?


フィオ:トラウマ刺激されたか。ここは足跡追跡じゃね?


ルース:分かった! コロコロ。

 「6」「1」


GM:2+7=9

 何も分からなかった。


ルース:orz


フィオ:(肩ポン)

 ま、二つある扉のどっちか、あるいは両方に蛮族が居るのはほぼ確実なんだ。警戒しながらどっちか開けて見よう。


エイル:だね。階段から見て奥と手前、だよね。どっちから行く?


フィオ:手掛かり無いしサイコロで決めよう。いい?


エイル&ルース:いいよ。


フィオ:んじゃ、奥が奇数、手前が偶数で。

 コロコロ。「3」奥の扉だな。


ルース:よし! じゃあ、


エイル:あ、待って。もしここが外れだとしても、すぐに次に行くんだよね? じゃあ今、《フィールド・プロテクション》(ダメージ-1)掛けるね。


フィオ:お、ありがと。こっちは予め掛けられる魔法は無いから、これで準備OK?


ルース:ありがと! じゃあ開けるよ!!




〈寝室〉

GM:扉を開けると、9m×6mの広さの部屋だった。中に大きなベッドがひとつと、ベッドデスクやクローゼットがある。そしてベッドの上では、蛮族達がマットのスプリングで飛び跳ねながらキャッキャッと遊んでいた。

 蛮族達はフィオ達に気付くと、たちまち恐ろしい形相になり、すぐさま襲い掛かって来た。


ルース:来たな! 前に出て攻撃――


GM:まあそう逸るな。戦闘開始には手順があるんだ。

 まず、向こうは小柄な影が3つ、大柄な影が一つと2種族が居る。まずは魔物知識判定だ。小柄なのから。


フィオ:セージ技能だから俺だね。コロコロ。

 「3」「4」


GM:4+7=11

 判定成功。小柄な蛮族はゴブリンだ。更に弱点値も抜いたんで魔法ダメージ+2だ。

 次、大柄な方。


フィオ:コロコロ。「6」「3」


GM:4+8=12

判定成功。こいつはボガードだ。こっちは弱点見抜けず。

 正体を見抜けたんでモンスターのデータを提示します。


フィオ:むぅ、弱点値抜けてたら物理ダメージ+2だったのか。惜しい。


エイル:ボガードは殺すこと、破壊することに生き甲斐を感じており、降伏することはない、か。

 話し合いの余地は無さそうだね。


ルース:? モンスターなんだから討伐一択でしょ? (曇りなき眼)


フィオ:うわぁ……。


エイル:話し合いの余地なくてかえって良かったな……。


GM:(こいつ友好的な蛮族出て来たらどうすんだ)

 次。先攻後攻を決めるぞ。スカウトLv+敏捷ボーナス値だ。


ルース:敏捷なら3あるよ! ていっ! コロコロ。

 「5」「4」


GM:4+9=13

 先手を取った。

 状況が分かり易いようHP/MPくらいは出しとくか。


・プレイヤー

フィオ HP19/19 MP17/18

ルース HP24/24 MP14/14

エイル HP30/30 MP25/27

・モンスター

ゴブリンA HP16/16 MP12/12

ゴブリンB HP16/16 MP12/12

ゴブリンC HP16/16 MP12/12

ボガード HP21/21 MP10/10


 初心者だから細かい事省いた簡易戦闘な。

 ではお待たせ、戦闘開始、こちらからの攻撃だ。


ルース:よっしゃ!! ボガードに《全力攻撃》!


フィオ:あ、待っ


ルース:コロコロ。「5」「1」


GM:近接攻撃を選択したらまずは命中判定な。

 ファイターLv+器用ボーナス値。ルースは2+3=5。

 サイコロの出目が6で計11。

 ボガードの回避力は11。同値だと受動側が優勢、と。

 ルースの攻撃は回避された。


ボガード「ハッ(鼻で笑う)」


ルース:なっ !Σ( ̄□ ̄;)!


フィオ:落ち着けって。じゃあ俺はゴブリンAに《魔力撃》。コロコロ。「2」「2」。

 えーと、フェンサーLv1+器用2=3、+4=7。


GM:ゴブリンの回避力は10。回避された。

(ゴブリンA)「ケケケΨ(`∀´)Ψ」


フィオ:イラッ。


エイル:フィオも落ち着いて。ところでさっき何言いかけたの?


フィオ:ああ、せっかく魔法ダメージ+2になったから魔法で攻撃しようかと思ったんだ。


ルース:? すれば?


フィオ:俺《魔法誘導》取らなかったから、下手するとお前に当たるぞ。


ルース:!?


エイル:確率は5分の1だけど、当たる時は当たるからねぇ。


フィオ:だから前方に敵しかいない間に魔法撃とうかと思ったんだ。


ルース:う、ごめん。


エイル:次からちゃんと作戦立ててから動こう。

 僕は、そうだな、ゴブリンBに通常攻撃。「3」「6」


GM:3+9=12。

 ゴブリンの回避力を上回ったから命中だ。


フィオ:やっとか。


エイル:もっかい振るの?「4」「2」


GM:6か。えーと、ダメージ算出は威力表見るのか。6は……ダメージ量4。で、追加ダメージ? がエイルは4。他にダメージ増やすモノは無かったよな?


エイル:えっと、無いよ。


GM:で、ゴブリンの防御点が2。

 4+4-2=6。ゴブリンBに6のダメージ。でいいのか?


ルース:GMしっかりして。


GM:すまんな、まだ仕組みに慣れて無いんだ。

 プレイヤーの出番は終了、蛮族サイドの攻撃だ。

 ゴブリンA――目の前に居るしフィオにするか。フィオに武器攻撃。……武器って何だ?


エイル:適当でいいのでは(笑)


GM:そうだな。ゴブリンの命中力は10。フィオ、サイコロ振って。10以上で回避成功だ。


フィオ:はいよ。コロコロ。「4」「5」=9、フェンサーLv1と敏捷ボーナス2足して12。

 よし! 回避!!


GM:ゴブリンBはエイルに攻撃。


エイル:来ると思った。コロコロ。「2」「2」

 僕はファイターLv1で敏捷1だから――避けれなかった。


フィオ:エイルは防御特化だから。


GM:コロコロ。「5」「5」うわ高い。


エイル:GMーー!!?


GM:はっはっは。モンスターは威力表無いのか。んで出目の数字+2で12のダメージ。

 エイルの防御は鎧5と盾1。それと《フィールド・プロテクション》が1。7もダメージ引かれるのか。

 エイルに5点ダメージ。


エイル:えっと、僕のHPは30だから残り25。

 まだまだ平気かな。


フィオ:さすが。俺だったらもうピンチだ。


GM:次。ゴブリンCは――サイコロ振るか。

 1・2がフィオ、3・4がルース、5・6がエイルだ。

 コロコロ。「5」またエイルか。


エイル:さっきからGMの出目高くない? コロコロ。

 「3」「4」うっ、また命中……。


GM:コロコロ。「5」「6」おや。


ルース:ちよっ、エイル大丈夫!?


エイル:6のダメージか。残り19。

 次回復した方がいいかな?


GM:ボガードはルースに攻撃しよう。命中力は11。


ルース:俺か(ドキドキ)。コロコロ。「2」「5」

 よっしゃ回避!!


ボガード「ギリィ……」


フィオ:今の俺やエイルだったら当たってたな……。

 ボガードの攻撃は「2d+5」。適当だったけど、厄介なボガードをルースが担当したのは正解だったな。


エイル:ルース、そのままボガード頼む。


ルース:了解!!


GM:これで蛮族サイドのターンは終了。プレイヤーのターンだ。ん? ラウンドって言うのか。




[ラウンド2]

フィオ:んじゃ俺から。もう乱戦エリアに入ったから誤射しないな?

 ゴブリンAに《ファイアボルト》。


GM:魔法は「命中/回避」の代わりに「行使/精神抵抗」があるんだよな。ゴブリンの精神抵抗は10。


フィオ:「6」「5」この時点で上回ってるな。

 次は威力だね。「6」「4」


GM:お、10だ。魔法と武器で少し違いはあるが、10以上だとクリティカル発生、もう一度サイコロ振れるぞ。


フィオ:っしゃあっ!!「2」「1」くっ……。


GM:えーと最初の10は威力表で5、次は1。これにフィオの魔力5を足して、弱点だから+2。

 ゴブリンAに13のダメージ。残りHP3。

 一撃で瀕死……だと?


フィオ:おお!?


ルース:凄い!!


エイル:次攻撃当たったら倒せるね、回復止めて攻撃しようかな。


ルース:それなら僕がやろうか?


エイル:いや、ボガードがこっち来る方が怖いからルースはそのままで。

 ……うん、予定通り回復するよ。

 《キュア・ウーンズ》「2」「2」うーん、低い。


GM:4は……1かい。これにエイルの魔力5足して6回復。

 エイルのHP25だ。


エイル:何もしないよりはマシか……。


ルース:次僕だね。今度こそ! ボガードに《全力攻撃》! 「3」「4」

 5+7=12。えーと、ボガードは……。


GM:ボガードの回避力は11。命中したぞ。


ルース:ぃよっっしっ!! 「5」「5」!! 10!! クリティカルだ!!


GM:連続!? マジで!??


ルース:もう一回振れるんだよね? 「5」「2」


GM:ダメージは……あ、数字そのまま10と7だ。で追加ダメージが5、全力攻撃の+4……=26。ボガードの防御点3を引いて。

 23のダメージ! ボガードは倒れた!!


ルース:おおおおおおお!?? (嬉しいより困惑が上回ってる)


エイル:一撃で……クリティカルのせい?


GM:なるほど、クリティカルが発生するとこうなるのか……。

 しかし文字数ヤバいな。ページ変えるにも中途半端なタイミングだし……。


フィオ:サイコロ振って計算してっていちいちやってるからね。省略する?


GM:いや、これは話を楽しむと言うよりシステムを把握するのが主目的のテストプレイだからな。

 冗長になっても丁寧にやりたい。


フィオ:確かに手探り段階だし、変に簡略化すると見落とし増えそう。


GM:まさに。

 って事で続けるぞ。蛮族のターン。ボガードがいきなり倒されてビビるが逃げ場も無い。やみくもに攻撃するぞ。

 ゴブリンA、フィオに武器攻撃。


フィオ:「1」「6」ちょうど10で同値回避。


GM:ゴブリンB、エイルに武器攻撃。


エイル:「4」「3」=7で……避けられなかった。


GM:「2」「4」+2=8、防御点7引いて1のダメージ。

 1てw


エイル:ほぼノーダメージじゃんw


GM:ゴブリンC、ルース……ではなくエイルに攻撃。


ルース:え? ここは僕に攻撃の流れじゃないの?


GM:そう思ったんだけど、ルース一撃でボガード沈めたじゃん。ゴブリンの性質的にビビって避けるんじゃないかと。

 んで、さっきから攻撃当たりまくってるエイルにチェンジ。


エイル:あー、うん、回避は捨てましたw

 「6」「4」あ、避けれた?


ルース:回避は捨てると言った途端にw




[ラウンド3]

フィオ:こっちの番だね。また魔法で攻撃しようか?


エイル:まずルースにゴブリンA攻撃して貰わない? ルースなら命中高いし、通常攻撃で倒せると思う。

 MPは戦闘中は回復出来ないし、使い過ぎないよう気を付けて。


フィオ:ん、了解。


ルース:じゃあ僕か。ゴブリンAに通常攻撃。

 「6」「4」+5で命中したよ。次、威力。

 「6」「6」え。


GM:お前は低くていいところで良い出目出すなw

 クリティカルだが、この時点でゴブリン死んでるから二回目無しな。


ルース:無事倒せたのに……微妙……。


エイル:まあまあ。次どっち行く?


フィオ:じゃあ俺。仕留めきれなかったらよろしく。

 ゴブリンBに《ファイアボルト》「2」「4」+5=11

 行使判定成功。――ゴブリンは命中・回避・抵抗全部10だから覚え易くていいな。

 「4」「1」5は……2か。魔力5、弱点2を足して9ダメージ。

 1だけ残るとか……!!


エイル:ゴブリンBに通常攻撃。

 「1」「2」……避けられた……。


フィオ:いっそ1ゾロなら経験点入るのに。


GM:う~ん、出目が悪いにせよ、器用ボーナスが2までだと、技能Lvが高くないと厳しいのかな?

 蛮族のターン。ゴブリンB、やけっぱちでフィオに武器攻撃。


フィオ:「4」「1」あ、くそ当たった。


GM:「4」「2」+2=8。フィオの防御点は3か《フィールド・プロテクション》の1も引いて、4ダメージ。


フィオ:おのれ。でもまだ15あるし問題無いか。


GM:ゴブリンC、仲間の成功を見て乗っかろうとフィオに攻撃。


エイル:えっ、ちょっ、


フィオ:俺かい! 「2」「5」よし! 回避!!


ルース:危なっ、フィオのHPじゃ次ダメージ入ったらヤバいよ。


エイル:僕次フィオの回復するから。攻撃は任せた。


フィオ:いやまだ大丈夫だって。




[ラウンド4]

ルース:じゃあ僕から。ゴブリンCに《全力攻撃》。

 「1」「1」!!?


GM:はい、経験点50プレゼントフォーユーw


エイル:「いっそ1ゾロ」とか言った途端に……。


フィオ:俺のせいかよw

 ゴブリンBに攻撃。「2」「3」――避けられた。チッ。


GM:人を呪わばw


フィオ:呪ってねーしw


エイル:w フィオに《キュア・ウーンズ》

 「2」「2」4は1か。少ないなぁ。魔力5を足して6回復。


GM:蛮族のターン。どっちかっつーと、ゴブリンが必死こいて逃げ回ってるイメージだな。

 ゴブリンBやけくそで闇雲に攻撃。対象は――「5」エイル。


エイル:僕か「1」「3」……まあいいけど。


GM:もはや避ける気無いなw

 「6」「5」おお。防御7引いて6ダメージ。


フィオ:これだけ攻撃入ってるのにHP俺と変わらないとか……。


※現在のHP

フィオ:19 ルース:24(無傷) エイル:18


GM:防御特化かつ生存お化けだからな。

 ゴブリンC、「3」ルースに攻撃。


ルース:よし来い! 「5」「6」! 避けた!


GM:本っっっ当に低くていいところで高い出目出すな君は(ルースは敏捷3、技能Lv2なので5あれば十分避けられる)




[ラウンド5]

ルース:ゴブリンBに攻撃!

 「3」「2」えっと……。


GM:同値だから避けられたな。ってかここで長引くの?


フィオ:文句はサイコロに言ってくれ。

 ゴブリンBに攻撃。「3」「3」ぬぁぁぁ~っ!!

 っ、こうなったら……。


エイル:なかなか当たらないね。

 「1」「2」……。


GM:え、またノーダメージで手番終了?

 ともかくゴブリンBの攻撃――HP1でここまで生き延びるとは――「1」フィオ。


フィオ:「3」「4」避けたよ。


GM:なんか作業じみて来たな……。

 ゴブリンCの攻撃。――「3」ルース。


ルース:「5」「5」回避。どうしてこの出目が攻撃の時に出ないの……?


GM:なんでだろうな……。




[ラウンド6]

フィオ:俺からやらせて。

 ゴブリンBに《スネア》! 「4」「3」成功!


GM:おお、土の妖精に足を掴ませて転ばせる魔法! ゴブリンBは転倒した!


フィオ:2人共! 今のうちにゴブリンボコって!


エイル:おお、魔法使い過ぎな気はするけどナイス!!

 転んでるなら命中判定いらないよね? ここは命中低い僕が行くよ! ゴブリンBに攻撃!

 「5」「1」6と追加ダメージ4!!


GM:防御点引いて8のダメージ。ゴブリンBは倒れたよ(やっとか)


ルース:次こそ……!!

 「4」「3」よっしゃ当たったあああ!!


GM:当たっただけでこの雄叫び――だがわかる(力強い頷き)


ルース:「4」「6」で10! ってマジで!??


フィオ:お前は外すかクリティカルかしかないのか???


GM:なんという偏り……これがTRPGか……。


ルース:「3」「4」は7。あれ? さっきと同じような……?


GM:あの、念のため言っておきますけど、ちゃんとサイコロ振ってますよ? マジでこれサイコロの結果ですよ?


フィオ:10+7+4-2=19のダメージ。ゴブリンのHPは16だからこれで死んだな。


エイル:やっと終わった……(ぐったり)

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