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おっさんのリィスの進化とベタなお約束

評価20,000ポイント

ブックマーク7,000件

有難うございます。感謝を込めて本日二話目を書きましたので、投稿します。

『融合』


 リィスと魔石が強烈な光で包まれる。

 ある程度発光を予想してため、目をつぶって回避する。眩しさで目がやられるようなアレな展開は……


「目!目がーーー!」


「キ!キーーーー!」


 ……起きました。


 心配そうに覗き込んでいたルファとペルが、目を抑えて叫び声をあげる。光で目がやられたようだ……。


 ルファ。ペル。言わないでごめん。


 そんな2人が後ろで目を押さえ叫んでいると、光が収まりリィスの姿がはっきりとした。


 オリジナルネオスライム Lv1


 それがリィスの新しい種族だった。


 おっ前よりも一回り大きくなりましたね。さすがネオです。


 その姿は色こそ変わらないが、拳大だったリィスがソフトボールほどの大きさになった姿だった。


 ツヤツヤのプルプルが変わらなくてよかったです。


 その感触を確かめながらリィスのステータスの確認をする。


 種族:オリジナルネオスライム Lv1

 名前:リィス

 スキル

 同族吸収

 物理衝撃耐性

 ★状態異常耐性

 再生(中)

 ★念思

 溶解液

 保護色

 粘液操作

 水生成

 ★容積変化


「マスター。リィスだよー」


 光が収まり覚醒したリィスが飛び跳ねる。しかも先程のソフトボール大の大きさではなく、容積変化を使ったのか。元の小さいサイズのリィスだ。


 よかった。サイズも何もかも、元のリィスのままのようです。

 それにそのまま念話が使えるんですね。 相変わらずかわいい声です。


「わっわ。これリィスちゃんの声ですか⁈」


 目を押さえ眩しさに耐えていたルファが目を閉じたままこちらへ顔を向ける。


「そだよー。リィスだよー」


「え?リィスの声ルファにも聞こえるの?」


 今まで念話によって会話をしていたのと、同じ感覚でリィスと会話をしていた。

 しかしその声はルファにも届いているようだった。


 聞けば念話が念思になった事で、繋がりの強い任意の相手にもまとめて意思を伝えられるようになったらしく、今はルファやペル、キュリに正確に言葉を届けられるようだ。


 と言っても魔物同士は、元々あまり言葉という括りで話しておらず、思念のような物で元々繋がっているため、殆ど変わらないようだった。


 それでもリィスとルファが話せるようになったのは僥倖ですね。


「よろしくね。リィスちゃん」


「よろしくー。ルファー」


 リィスもルファもその声は弾み、楽しそうだ。


 再生(中)に物理衝撃耐性に状態異常耐性、念思。さらに容積変化でそのサイズを変える事を考えれば、オリジナルネオスライムとなったリィスはかなり死に難くなった。


「融合して良かった」


 そう言ってリィスの頭を撫でる。少し大きくしたその体は、より体積の増した分、非常に気持ち良い感触だった。



 もっと強くなるために森へ、ですか。


 リィスからここでは既に殆ど経験値になっていないと言われ、聞いてみると同族吸収のスキルは流石に同族を吸収し続けると経験値はどんどん減っていき、ワイバーン戦の前から殆ど経験値になっていなかったらしい。


「なるほどね。下水だけだとアシッドスライムだけだし、今はアシッドとブルーだけですからね。色々な種類を吸収する必要があると……」


「そうだよー。森がいいー。色んなスライムいるよー」


「そうですね。森ならグリーンにブラウンの他にもリーフスライムなんて種類もいるらしいしね」


 しかし正直、このままリィスを森に連れて行って良いのか。フリナの二の舞にならないか心配ですね。

 フリナよりも強く。保護色もあって姿を消せると言っても探知に優れた冒険者はいますからね。


「まずは森へ行って考えようか。あそこなら冒険者は来ないだろうし。召喚出来そうな所が見つかったら呼ぶから。それまで我慢していてくれるかな」


「わかったー」


「キィー」


 二人の返事を聞き森へとはいる。

 向かうは前に見つけた川近くの秘密基地だ。たまに行くがあそこは森の道からかなりはずれ、冒険者達もまず来ない。

 呼ぶとしたらあそこだろう。


 森を進み川近くの洞窟を目指す。

 ついてみれば、やはり前に来た状態のまま他の冒険者達が使ったような形跡は見られなかった。


 下水とは違い、日が明るいうちはペルにはかなり厳しいだろう。

 それでもここの洞窟であれば奥まで行けば日も入らず、日中過ごすには最適な環境だった。


「どう思う?」


「ん〜。これだけ離れれば冒険者も来ないと思います。逆にここにご主人様がどうして来ようと思ったかが気になるくらいです……」


「あ…あぁ。そうだね。ゴブリンを殲滅してたらゴブ達が逃げだしてさ。しばらく追い掛けてたらここを見つけたんだよね。さすがにその日は帰るのに時間がかかったよ。まっそのおかげで良い秘密基地が見つかったんだけどね」


 ゴブリン殲滅あたりで、若干ヒクっとルファのこめかみが動いた。


 たしかにゲームならゴブリンの天敵。とか殲滅者。みたいな称号がついてもおかしくないくらいに狩り尽くしていましたしね……。


「じゃあ呼ぼうか」


 召……


「あっ!」


「どうしました?」


「今日、師匠の家に行こうと思っていたんだった……」


 召喚しようとして思い出す。

 今日の午後には指輪の魔力が溜まる。なので今日の午後はリィス達を紹介する為に師匠の家で召喚を使おうと考えていたのだ。


「リィスちゃん達待ってますよ……」


「そうだね。取り敢えず墓地に行くついでに下水によって謝ろう」


「そうですね……それがいいと思います」


 そして途中ゴブリン達を剛棒と狐火で瞬殺しながら、すぐに街へと戻り、下水でリィス達に謝りキュリの待つ墓地へと向かった。



アクセス有難うございます。


面白い、頑張れと思って頂けたらブックマークや評価を頂ければ嬉しいです。


それを励みにどんどん書いていきますので、引き続きよろしくお願いします。

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