(7)後悔は先にたたず ……(ローレ視点)
今回は影うす王子の視点からw
そして、文章も短いです(汗)
サクランボ色した可愛い唇から、
「ローレ様は、私の姿がお好きで中身はリンのほうが大好きですよね」
今は、いない婚約者だった少女が何を言うのかと思ったら
あのまったくリカと似ていない双子の弟が大好き?
「はあ?リカ何を言ってるんだ。俺はあいつの事を
そんな風に思った事は無いぞ?リンをからかうと、確かにおもしろいけどな」
「……意外とローレさまって……まあ、いいでしょ
一応、忠告しときますけど、リンを怒らすと後々、後悔することなりますからね」
俺はなぜ、そうなる?とその時は、思っていた……
それから、間もなくリカは、病に臥せり、
元から病弱だったリカは亡くなってしまった。
そして、神の巫女のスペアとして
リンは間もなく、俺の新しい婚約者となったーー
***
「「母さん 母さま、あの人たちだれ?」」
双子の子供たちが俺とルーンを興味津津に聞くと
リンは、すかさず答えた。
「通りすがりの人達です」キッパリ!
って、おい
お前と俺は幼馴染でその上、婚約者で夫で
その子たちの父親だろ!俺は!!
「だから、近づいてはいけませんよ。
何されるかわかりませんから」
俺の隣にいたルーンも呆れた声で
「あ~あ~ローレのせいで俺まで通りすがりの人って
ことにされたよ。お前さあ、本当にリン怒らしたんだな……バカだな」
そんな事、お前に言われなくても分かってる。
……リカの言うとおりだったと
だが、今問題なのは、リンを5年も隠していた
隠れ賢者だ……
俺はそいつとリンが仲良し親子みたいにしてるのを見て
さっきから、腹の底から怒りがジワジワとこみ上げていた……
どうしよう ……フォローができない性格しているYO王子様(>_<)wてへ