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第32話:ビッグサプライズ

「ねぇ、凄い事って何?」

「早まるなって、行ってみてのお楽しみだ」


 俺と葵は、走り続けるバスに揺られながら、自宅へと向かっていた。

 ちなみに圭吾達は、先に俺の自宅に帰ってもらっている。葵を驚かすために。

 もちろん、その為に時間稼ぎはした。財布から所持金が少し減る羽目になったが、まぁ良いだろう。


「き、気になるなぁ……。寄り道して帰る時間を遅らせた位なんだから、期待してるよ?」

「当たり前だ。絶対に驚くぞ。――ほら、もうすぐ到着だ。驚く準備をしておけよ?」

「にゃはは、良いよ? 驚いたらスライディングしてあげるっ」

「ははは、そりゃ楽しみだ」

「にゃははははっ」 「はははははっ」


 不気味な笑い声が、バス内に響き渡る。

 運転手にとっては、さぞかし耳障りで五月蝿かった事だろう。

 その後、バス停に到着するまでバスの中では、延々と笑い声が響いていた。

 迷惑極まりないね、こりゃ。






 太陽がほとんど傾いて、周囲は暗くなりつつあった。

 腕時計に目をやると、時刻は六時を少し過ぎたくらい。

 丁度良い時間帯だなと思いながら、最上階に到着したエレベーターを降りる。


「……あ~、そういえば、玄関にはオイルなんて塗ってないから、スライディングする時は痛いぞ?」

「急に何かと思えば、本当にスライディングなんてすると思ってた?」


 葵はそう言って満面の笑み。

 俺の期待を裏切りおって! 返事なんてするもんか!

 冗談だが。


「ほら、到着だ。ドアはお前が開けるんだぞ」

「む、無視しないでよ……まぁ良いや。それじゃあ、開けるね」


 言いながらドアを思い切り開けると、パァーンッというクラッカーの快音が響き、飛び出した物は葵の周りに散らばる。

 それと同時に、数人の揃った声が聞こえた。


「誕生日おめでとー!!」


 声の主は、今回の誕生会参加者である夢月と朔夜、圭吾に直樹、姉御、そしてどことなく照れ臭そうな日向だった。

 とりあえず俺は、日向が来た事に心の中でホッとし、葵の頭に手をおく。


「俺からも、誕生日おめでとう、だ。――時に葵、スライディングはどうした?」

「そんな事、やってる暇はないよ! この時間を一秒でも無駄にしたくないしねっ!」


 俺は、そうだなっと微笑で答える。

 すると夢月が駆け寄って来て、葵の手を取った。


「さ、いつまでも玄関で立ち話してるわけにはいかないよ? 葵ちゃんは今回の主役なんだからねっ!」


 ウィンクして言った夢月は、急かすように葵をリビングへと連れて行った。

 そして、残った俺達も後を追うようにしてリビングへと向かった。











 リビングへと遅れて到着した時、ふと気になる組み合わせの姿が見えた。

 姉御と夢月だ。

 二人は二、三回会話を交わした後、姉御がリビングの奥にある廊下へと向かって行った。

 その後ろを、朔夜が慌てて追い掛けて行く。

 ちなみに、その方向には夢月の部屋と俺の部屋、両親の部屋と洗面所がある。

 ……夢月の部屋にでも行ったのか?

 もしくは、洗面所、か。

 どちらにせよ、気になったが為に、夢月に問い掛ける。


「なぁ、あの二人はどこに向かったんだ?」

「え? お兄ちゃんの部屋だよ」

「…………は?」


 さらっと、訳の分からん事を言う妹だな。


「お兄ちゃんが帰って来てからってのを条件に、入っても良いって約束したんだよ」

「何でそうなるぅ!?」


 古臭い突っ込みを入れつつ、夢月の反応を見ないまま、早足で自室へと向かう。

 そして、目の前に立ちはだかる扉を開け、中を見渡す。

 すると右の奥にある机の前で、オフィスチェアに座っている朔夜が声を掛けて来た。


「あ、亮さん! すみません、勝手にお邪魔してしまって」

「いや、良いんだ。良いんだけどな……」


 苦笑混じりで言葉を詰まらせる俺の視線の先。

 ベッドの下から、尻が飛び出していた。

 言っておくが、ちゃんとジーパンを穿いているぞ?

 そんな事はさておき、思わず目を逸らしたくなる美尻の下から伸びている足を掴み、力一杯引いた。

 すると、潜り込んでいた姉御が姿を現す。

 大物だな。もし俺が漁師だったら、大喜びで港に帰り、三枚に下ろして刺身にするだろう。

 別にそれが姉御という訳では無い。

 生憎、カニバリズムはお断りしています。


「おおぉおう!? なんじゃ、お主! 女子の足を気安く触るで無い!」

「そのレデーは、人の部屋のベッド下で何やってたんだ?」

「レデーじゃなくて、レディーですよ?」

「知っとるがな」


 思わずどこかの方言を発してしまった。

 どーでもいいが。


「ふふふ、折角健全な殿方の部屋にお邪魔出来る機会があったのだ。エロ本を探すのが道理よぉ」

「どんな道理だ、どんな」

「ベッドの下に無いという事は、お主は単純では無いという事か。安心じゃ」


 人の話を全く聞いて無いし。

 ってか、ベッドの下に隠している奴は単純と言いたいのか。

 謝れ、全国の男子達に謝れ!

 面倒だから、声には出さないが。

 俺が内心でそう言っている間に、姉御は俺から見て左側にある、壁に埋め込まれたクローゼットの下へと向かった。

 そして、何の躊躇も無く、開け放つ。

 ちなみにその中には、本棚が下部に置かれており、漫画数冊と小説数十冊入っていて、しかしスペースはかなり空いている。

 姉御はその中から一冊の小説を手に取った。


「ほぅ、〝風と共に去りぬ〟か。これはめいさ――ふふふ、私の目を誤魔化せると思ったか!?」


 急に叫ぶ姉御。

 意味が分からん。

 第三者が見れば、もっと意味が分からんだろう。

 と、その時だ。姉御はその本の表紙カバーを剥がして、俺に見せ付けた。


「他作品の表紙で擬態させても無駄と言う物じゃ! ……〝妹にゃんにゃん〟だと……? お主、シスターコンプレックスか!?」

「俺のじゃねえぇぇ!! ………………あ」


 表紙のイラストを見て、唐突に思い出した。

 それが、誰の物かを。

 俺は急いで姉御の手から異物を奪い取り、駆け足で部屋を後にした。






 廊下へと出てリビングの方へと向くと、一直線上に馬鹿面で大笑いしている圭吾が居た。

 俺は彼の下へと早足で向かい、手に持った異物を思い切り顔面に叩き付けた。


「ぐがぁっ! いでぇぇぇ!!」


 圭吾の断末魔が室内に響くが、無視して彼の両肩を鷲掴みにする。


「これは冬休みにお前が持って来ていた物だよな!? いつの間にカムフラージュさせて忍び込ませていたんだよ!?」

「気付くの遅いぞっ。所詮お前は、一度呼んだ小説を放置するような人間なんだな? ってか、一冊だけで終わったとおもうぐぶぼぉ!!」


 話を聞いている内に腹が立って来た為、異物を持ち主の口に突っ込んだ。

 ……まだ、あるってか。

 その事実に苦笑しつつ、自室へと舞い戻る事にした。






 嫌な予感がする現状で、俺は自室への扉を開ける。


「や…やぁ……そ、そん――うひゃああぁぁあぁぁ!! りょ、りょりょりょりょりょ亮さん!? あ、あのですね! ここここここれはですね!!」


 何故か、朔夜が異物を音読していた。

 ってか、今のはどこまでが音読だったんだ?

 そんな事はどうでも良いので視線を姉御へと向ける。

 彼女は彼女で、クローゼット前にて異物に読み耽っていた。

 ちなみに、彼女の横には五冊もの異物が積み重ねられている。


「のう、お主。戻って早々悪いが、ジャンルは一つに絞った方が良いぞ?」

「それは俺のじゃねぇ、圭吾のだ。つまりは、圭吾の趣味って訳だ」


 言いながら、机の下へと向かって引き出しを開け、ガムテープを取り出すついでに朔夜から異物を奪い取る。

 そして、姉御の近くまで行って座り込み、ガムテープを引き伸ばした。

 久々に聞いたガムテープの音で苛立ちを消そうとしつつ(絶対に無理だが)、異物の縁全てに、投げた際に開かないようしっかりとガムテープを貼り付ける。

 もちろん、姉御の横にある五冊と彼女が読んでいる一冊にも、だ。

 それらを重ねて抱え、廊下へと向かう。






 一直線上に見える圭吾に、計七冊の異物を全て投げつける。

 その全ては、真っ直ぐに飛んで行き、見事にクリーンヒットした。

 断末魔は当然、無視する。






「なんじゃなんじゃ、折角お主の好みが分かると思っておったのに。儂に謝罪せい!」


 入室するなり、姉御から強制謝罪命令というブーイングが飛んで来た。

 だが、その程度で揺らぐ俺では無い。

 と、その時だ。

 姉御が、何かを思いついたのか拍手を打った。

 ニヤリと、不適な笑みを浮かべて。


「そうじゃそうじゃ。好みを知る方法があったのう。――今ここで、儂と朔夜がお主を好きだと言った場合、どちらを選ぶ?」

「――な!?」 「――ほぇ!?」


 完全に予想外の位置から、不意打ちを食らった。

 故に、体温が少し上がった感じがする。

 一方、朔夜は顔を真っ赤にして、慌てふためいた挙句に奇声を上げ出した。

 姉御は、そんな俺と朔夜を交互に見て、最後に俺を見据えた。


「ふふふ。取り乱している様子は無いと言うのに答えないという事は……どちらも好みという訳じゃな?」

「質の悪い冗談は止めてくれ……」

「まあ良い、また機会はあるじゃろう。――さて、皆の下へともど……るのは、もう少し後になるじゃろうな」


 姉御の視線の先を見れば、朔夜がオフィスチェアで回転しながら奇声を上げていた。

 確かに、もう少し後になるな。

 とにかく、朔夜の暴走が納まるまで、俺達は待つ事にする。

 結局、暴走が納まったのは、それから十分後だった。











 一段落着いた後、三人でリビングへと戻ると、かなり賑やかになっていた。

 そして、皆が個々で会話をし、盛り上がっていた。

 とりあえず俺は、いつの間にか復活していた圭吾の下へと行き、会話に入る。


「――っと、そうだ亮。やっぱりパーティーと言えばシャンパンだよな? 今、俺の手元にはそのシャンパンがあるんだがどうだ!?」

「何だ、圭吾。それでシャンパンかけでもやろうってのか?」


 そう言うと、圭吾がシャンパンを夢月に手渡す。

 すると彼女は、何故シャンパンを渡したのか分かったらしく、立ち上がってキッチンへと向かった。

 うむ、良く出来た妹である。

 誰に似たんだろうねぇ~。……俺では無いな、確実に。

 などと考えている間に、夢月が戻ってくる頃を見計らってか、急に圭吾が立ち上がった。

 もちろん、全員の視線が圭吾に集まる。


「では、これより本田圭吾主催、王様ゲームを始めたいと思います!!」

「良し、じゃあ圭吾がブリッジしてエクソシストな」

「……あの、俺は正常な人間なんで、そんな器用な事は出来ないんですけど……っていうか、まだ始まってないし」


 圭吾が苦笑するのと同時に、その場にいた全員が失笑。

 ちなみに俺は、口元を吊り上げた微笑だ。

 ニヤリという効果音が似合うね。


「ほう、お前は王の命令に逆らうと言うのか……姉御! 夢月! その者を我が国への反逆者として処罰せよ!」

「御意」 「ハーイ」


 姉御と夢月はそれぞれ返事し、圭吾にじりじりと近寄る。

 その距離、わずか四歩分。

 圭吾は、チッと舌打ちをし、辺りを見渡す。

 変な目付きで見渡した結果、何か打開策でも見つけたのか、笑った。

 同時、後ろにあるテレビの上に置かれていた物を手に取る。

 その後、こちらを向き、手に持っている物に、右手の親指と人差し指を伸ばして拳銃の形にし、突き付ける。


「あぁ! ミィちゃんが!」


 夢月が叫ぶ。

 その物とは、夢月が大事に可愛がっている、黒猫のぬいぐるみだった。


「残念だが、コイツは人質――もとい、猫質となってもらう。解放してほしかったら、夢月ちゃんが俺に協力するんだ」


 脅迫と言うなの交渉に夢月は少し考え、そして頷いた。

 彼女は、えいっと言って姉御に抱きつく。

 すると、姉御は苦笑し、片膝をついてしゃがみ込んだ。


「面目ない、我が主人よ。私はここまでのようだ……」


 そして最後に、くっと言って、夢月と共に後ろへと下がって行った。


「ふむ、これは不味いな……どうするか、朔夜女王」

「えぇ!? 私ですか!? えっと、えっと……こちらも、あちらと同等の物を盾にとれば良いと思います……よ?」


 何故、最後が疑問形なのかはこの際、気にしないでおく。

 同等の物……か。


「朔夜女王、良い案をありがとう。さすがは我が妻だ」

「……え? えぇ? えぇぇ!? そんな、妻だなんてっ!」


 顔全体を真っ赤にして暴走気味の朔夜を無視し、俺は指を鳴らして話を進める。


「執事長、直樹よ。冷蔵庫から奴の私物を持って来てくれないか? こちらも、同等の物を用意する必要があるのでな」

「畏まりました、国王。少々お待ち下さい」


 透き通ったような綺麗な声で答えた直樹は、キッチンへと消えて行く。


「おい直樹、裏切るなよっ!」


 圭吾の言葉はもう遅く、直樹はシャンパンを片手に戻って来た。


「すみません、亮国王の命なので。――お持ち致しました」

「うむ、良くやった。反逆者よ、これで交渉材料は互いに同等だ」


 俺は口元に笑みを作る。

 だが圭吾は、それ以上の笑みを作った。


「同等? 何を言ってるんだ? お前にとってこの猫は、シャンパンと同等の価値なのか? 違うだろ。この猫の方が上の筈だ」


 それを聞いた俺は、先ほどまでの笑みを消し、苦虫を噛み潰した表情になる。

 そして、沈黙。

 やがて、圭吾が一つの微笑と共に口を開く。


「では、これを返す代わりにお前の娘である葵姫を頂こうか」


 突然出された、外道とも言える提案に、俺を含める全員が驚き、そして唖然とする。

 唯一、笑みを浮かべている圭吾を除いて。

 そんな中俺は、吐息一つし、決意する。


「……分かった……直樹よ、娘を……葵を呼んで来てくれ」


 苦しい、厳しい決断だった。

 だが、現実が甘えをぶち壊す。

 故に、俺は葵姫を差し出そうと、思う。

 しかし、姉御はそんな決定に不満が爆発したのか、一喝した。


「血迷ったか、国王! そんな物と自分の娘を天秤に掛けるのか!?」

「分かっているっ! これが、親としてどれだけ間違った事をしているのかを!!」

「ならば何故、そのような――」

「仕方がないのだ!! 私は国王なのだ……一国の、王なのだ……。国を、数千の民を……。守らなければならないのだ……!」


 俺は、振り絞った声で訴える。

 悲しみを押さえ込みながら。

 怒りを押さえ込みながら。

 それを聞いた姉御は、疑問多き表情で問う。


「何故、あのような物が国に関わるのだ……?」


 何も知らぬ姉御に向かって圭吾は、ハンッと鼻で笑った。


「親衛隊であるお前でさえも、知らされていないのか? なら、俺が代わりに教えてやる。これは、この王国を魔物から守る結界を作る為の装置なんだよ」


 姉御は目を見開く。

 そして俺は、やはり分かっていたのか、と呟く。

 相変わらず、口内が苦い。

 だがその時、ある声が耳に届いた。


「お父様!」


 声のした方を見ると、そこには葵と従者の日向が並んで座っていた。


「あ…葵……すまない。本当に……すまない……」

「良い、良いのよ、お父様。私一人が行く事によって、国民が守られるのだから」


 無垢な笑みでそう言いながら、葵は俺に軽く抱きついた。

 小さな身体が、簡単に俺の腕の中に納まる。

 あぁ、この子はこんなにも幼いというのに、本当に良い子だな……。

 思い、崩れる表情を見せぬよう、頭を撫でてやる。

 そして、元より計画していたある事を思い出した。


「……そうだ、お前に渡さねばならぬ物があった。――直樹、あれを」


 もう一度命令すると直樹は、畏まりましたと言って会釈し、またキッチンへと消えて行った。

 暫しの時間を待って、彼が戻って来た時、その両手に支えられている物を見て、葵は驚く。

 それは、火の灯った蝋燭が十六本立てられた大きなケーキだった。


「これは料理長の夢月が、お前のために作った物だ。さ、蝋燭の火を吹き消して、この悲しい日を、祝いの日であるという喜びの感情で押し潰してくれ」


 一生分の思いを込めた頼みの言葉と同時に、直樹がケーキを葵の隣にあるテーブルの上にそっと置いた。

 彼女は少し戸惑うが、すぐにケーキと向き合う。

 そして、フーッと声を出しながら息を吹き掛けた。

 強い風に吹かれた蝋燭の火が、踊りながら消えたのと同時に、俺と朔夜が偶然にも声を揃えて言った。


「誕生日、おめでとう!」


 祝いの、定番の言葉に続いて、この場にいる葵以外の者達もそれぞれに、おめでとうと言いながら拍手を送り、クラッカーの音が響き渡った。

 葵は、そんな俺達を見て、満面の笑みになった。

 その笑みは、今までに無いくらい、良い笑顔だった。

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