プロローグ
「えっ手術ですか!?」
ここはとある町の病院、学校の健康診断で糖尿病の可能性があると言われた、「院口弘樹」は、詳しい検査を受けるためにここに来たのだが彼に待ち受けたのはただの糖尿病よりも恐ろしい結果だったのである・・・
「ええ・・・首のヘルニアですね。さらに言うと糖尿病にもかかっています。早めに病院に来てよかったですね。このまま放っておいたら大変なことになってましたよ!」
「でも僕って普通の人とは違って特別だからこれくらい大丈夫だと思うんですけど・・・」
「他にも直さなければいけないところがたくさんありそうですね・・・失礼ですけど、この年で専門学校に通っていてこれから社会に出るっていうのにそんなこと言ってたら孤立していきますよ」
そう弘樹は今22歳で前通っていた学校を勉強についていけないという理由で中退しよく分からない専門学校に通っているのであった・・・プライドの強い彼は普通に高校を卒業し専門学校に通い始めた人より年が少し上という理由だけで周りより自分が上だと勘違いし周りに突っかかるのが日常だった・・・
「無能にあわせるのって難しくないですか?確かに自分よりできる人が多少はいますけど、僕のほうがそいつらより人間ができてるので孤立したとしてもそれってただの嫉妬だと思うんですけど・・・」
もちろん弘樹よりできない奴などいない。いたとしてもそれは知能など無く人間としての言葉など話せないような人間化も怪しいようなやつだけだ
「・・・わかりました。そこまで言うなら特別なあなたには特別な手術をしましょう・・・」
「当然ですね!ミスなんて許しませんから!とりあえずさっきまでの無礼な発言は全部シイッターでさらしますけど、手術代ただにしてくれるならさらさないであげてもいいですよ!」
弘樹は首が据わっていない壊れたひまわりガーデンのような恐ろしい動きをしながら言った・・・
「・・・ええ!もちろんです手術代はいただきません!そのかわり手術は今からとなってしまうのですがよろしいでしょうか?」
「はぁっ!今から!?このあと寮の人たちと飲み会の予定なんですけど?あいつら僕を誘うの忘れてたから、サプライズで登場する予定だったんですけど!?でも謝礼金とかあるなら受けてやってもいいですよ、手術?僕って本当にいいやつだなぁ」
「ええ、謝礼金も出しますよ。こちらの都合ですから・・・」
「それじゃあ、さっさと案内しろよ!無能だな!」
弘樹は少しでも知能があればすぐに怪しいと気づける程度のよく分からない話に簡単に食いついてしまった・・・弘樹は見たことも無いような機械が大量に設置されている部屋で麻酔をかけられ手術台に寝かされる。
「こんなに簡単に引っかかるなんて本当にやばいなこいつは・・・さあ、始めようか!」
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「ここは・・・確か僕は変なところで眠って・・・!?」
弘樹は目の前にあった鏡を見て驚愕する
「サイボーグになってる・・・」