人化してみる予定
「さて、めでたく夫婦になれましたし♪今度は、人化してみてくださいな」
そう言われて俺は人化と念じてみた。
すると、少しだけ体が光ったと思ったら次の瞬間俺は人間の姿になっていた。
俺は、また湖に自分の姿を映してみるとそこには、身長175センチ、紅の瞳に鱗と同じ漆黒の髪で、襟足が腰のあたりまで長くその襟を縛っている、黒の燕尾服を着て黒のシルカハットかぶった少し細めの優男風の優しそうな顔したイケメンの男性が立っていた。
「お、これが人化した俺か、
なんかイケメンじゃね?まぁー、ブサイクよりかは全然いいけどな」
「その体と顔は、あなたの魂にあわた結果そうなりました」
「ん?魂にあわせたっていうのは?」
「それは、あなたの性格や感情の割合等があなたにあった姿を造った、ということです」
「つまり、あれか、この体と顔が俺のベストだと?」
「はい、そうです
前のあなたは、親からの遺伝子を元につくられましたが、今回はその元となる遺伝子がありませんので、性格や感情等といった魂が元になりました」
「なるほどねー、ま、この姿に文句なんて無いけどな」
「ですね、私もタイプですし」
「あ、あっそ」プイッ
「あら?もしかして、照れてるんですか?」
「いや!別に照れてなんかねーし!!」
「そうですか、ならそういうことにしときましょう♪
では、私は仕事があるのでそろそろ切りますね」
「あぁー、わざわざありがとうな」
「いえいえ♪
あ、あとアルスティードで私の他に奥さんを作ってもいいですよ」
「いいのか?」
「はい、私も仕事でなかなか会いに行けませんし、その間一人だと寂しいでしょうから
それに、結局はその子達と私達の住む世界は違いますから」
「あぁ、わかった
んじゃ、もしできたらそのときは連絡する」
「えぇ、楽しみにしてますね♪
それでは、また」
「あぁー、またな」
そう言って、電話は切れた。
「さぁーって、んじゃ、そろそろ奴隷を買いに行きますか」
そう言って俺は森の方へとあるきだすのだった。
しばらく歩くと森の抜け道にでた。
「んー、どっちにどちらの国があるか分からんから、とりあえず右にでも進むか」
そんなことを考えながら右に進んでしばらく歩いていると、森の中から金属のぶつかる音が聞こえてきた。
俺は気になって音のする方に行くとそこには、騎士のような格好をした人たちに囲まれてる、一人のメイド服の女性がいた。