プロローグ
俺は、瞑ったていた目をゆっくりと開けていった。
すると、俺は真っ白なところにいた。
前後左右上や下どこを見ても真っ白な空間だ。
「ここはどこだ?なんで、どこもかしこも真っ白なんだ?夢か?」
「いえ、此処は夢の中ではありませんよ」
俺が周りを見ながら呟くと、突然後ろから声がした。
俺が慌てて振り返るとそこには、一人の女性が立っていた。
腰のあたりまである蒼い髪に、同じく蒼い瞳、完璧ともいえるであろうプロポーション、のこの世の人とは思えないほど美しい女性だった。
「な!?あんた誰だ!いつの間に現れたんだ!」
俺がそう言うと女性はにっこりと微笑みながら
「はじめまして、神無 破和さん
私は破壊神アテサネウスと言うものです」
「はぁ?破壊神?何言ってんだ?」
「貴方には、お願いがあってここ来て頂きました。
此処は私が造った狭間と呼ばれる空間です。
貴方には、私の眷属として、アルスティードと呼ばれる世界に行って欲しいのです」
俺は、混乱していた。いきなりこんなところに連れて来られて、目の前には破壊神アテサネウス?と名乗る美女がいて、さらにはアルスティードと言う世界に眷属として行けと?訳がわからん!
そんなことを考えてると、
「とりあえず、少し落ち着きましょうか」
そう言って彼女が俺に向かって右手をあげると、手か軽く光を放ち次の瞬間、俺は急に冷静になり、さらには周りが花畑になって俺と彼女の間に白い椅子とテーブルが現れた。
「あんた、何をした?」
俺がそう訪ねると
「混乱されていたようですので、冷静なっていただいて
ついでに、周りが殺風景だっまので、花畑にしてみました」
「どうぞお座り下さい」
そう彼女は微笑みながら言ってきた。
俺は、彼女見ながら椅子に座り色々と質問を始めた。
何時間、何十時間話したかは分からないが、彼女の話をまとめると、
その世界アルスティードは、魔法があり魔物がいて、亜人と呼ばれる種族や魔族と呼ばれる種族がいる、文明的には中世ヨーロッパくらいのレベルの世界だという。
まぁー、簡単に言えばよくラノベであったりする感じの世界だということだ
そんなアルスティードで何をして欲しいのかと訪ねると、まさかの、人間や亜人を減らして欲しいんだそうだ。
なせかというと、その世界では人間や亜人が多すぎて世界のバランスが崩れかけているんだそうだ、んで、バランスを崩してしまうと、その世界を破壊しなくてはならなくて、でもその世界は破壊神アテサネウスが初めて神になったときに設定した思い出ある世界だから、あまり破壊したくないんだそうだ。
だから、俺をアルスティードに破壊神の眷属として行かせて人間などを減らしてバランスを整えて欲しいんだと。
まぁー、俺的には地球で生きていても特になんかあるわけではないから別に行ってもいいんだけどさ!
それで、具体的にはどうやって人間などを減らすかと言うとダンジョンを作って魔物を従えて減らして欲しいんだってさ。
それで、今度は俺にくれるスキルや加護なんだけど、流石に不死は色々とマズイから不老にしてもらって、種族は破壊神の眷属というのはドラゴンしかなれないらしく、人化を出来るようして貰って、あと、創造魔法っていう俺が思い描いた道理に魔法が使えるようにしてもらったりした。
そうして、色々とチートや世界の知識、最初に必要になりそうなものを色々貰った。あとは、色々とお喋りしたりした。
「このくらいでいかがですか?」
「あぁー、こんだけ色々あったら最悪死ぬことはないだろ」
「そうですか、なら最後に、私と連絡とれるようにしてそして、もし死んだら、私のところ来るようにしておきますね?」
「わかった、んじゃ、そろそろ行きますか」
「最初にどこに転移させますか?」
「まずは、どっかの王都とかで頼む
流石に、俺一人だと寂しいからどっかで奴隷でも買って、そこから移動してダンジョンを作るわ
このダンジョンコアを地面に当てれば、ダンジョンが出来るんだよな?」
「フフフ、一人だと寂しいですか?なら、そのうち私も遊びに行きますね?フフ♪
そうですね、地面に当てたらそこに入り口ができて、初めは五階層からですね」
「フンッ!勝手に来ればいいさ
んじゃな、またその内会おうぜ」
「はい、それではまた
たまには、連絡してくださいね?」
「気が向いたらな」
「はい♪」
次の瞬間、アテサネウスの前には誰もいなかった。
「神無さん、どうかアルスティードをよろしくお願いします」