プロローグ
俺の名前は、神無 破和は平凡な人生を生きるだけの22歳だ。
顔はフツメン、体格も中肉中背、特技などは特になく趣味はゲームやラノベとそこら辺にいそうな感じの男だ。
そんな俺は、毎日をなぁなぁで過ごしていた。
高校の頃は、友達とバカやったり、彼女とイチャイチャしたりと特に何もない青春時代を過ごしていた。
卒業してからは、そこそこの会社に就職して起きたら会社に行って適当に過ごし、帰ってきたらごろごろしながら適当に時間を潰して寝る、そんな生活をしている。
そんなある日、俺は仕事が終わり車で家に帰りながら道路脇に植えてある満開の桜と月をチラチラと視界に入れながら運転していた。
「あぁ~、今日も1日疲れたなぁ~」
そんなことを言いながら運転していると
「ん、あれ?この道、朝走ってた時工事なんてしてたっけかな?」
そこには、通行禁止の看板が立っていて、通れないようにバリケードがされていた。
仕方がないので俺は、少し遠回りになるが、別の道を通って帰ることにした。
その道は、街灯のない山道でくねくねとゆるいカーブが続く道だ、その道をしばらく進むと両脇に桜が咲きトンネルのようになっているまっすぐな道になった。
「あー、久しぶりに通ったけど、この桜のトンネルって毎年綺麗に咲くよなぁ」
ふと、俺は車停め、ライトを消して車から降りた。
タバコ火を着けて吸いながら上を見上げると、そこには月に照らされながら咲き誇る桜が見えた。
その桜をしばらく無心で見上げ、そろそろ帰るかと後ろを振り返ると、そこには車がなく、俺は慌てて周りを見渡すと今度は突然目の前が真っ暗になった。
「な!?俺の車は!つか、なんで急に真っ暗になるったんだ!?」
俺は、ビビりながら更に周りを見渡していると、今度は急に明るくなって、俺はその明るさに目を瞑った。
読んでくださってありがとうございます!
こういった物を書くのは初めてで、変なところもあると思いますが、よろしくお願いします!!