おとなとこども そのに
まず始めに、このページを開いてくれた事を心から感謝したい。
そして、前ページでの汚らしい思考を露にしてしまった事を謝りたい。
さらに、前ページで「次のページから何かがあり、それを読むのには勇気が必要だ」と言っている様な雰囲気を出してしまって申し訳ない。
このページでも、数行前までと同じ様な、ただ思っている事を呟くだけの文章が続くだろう。
あ、念のために言っておくがこのタイミングで破り捨てたりしないでおくれよ。
破り捨てるにしても、ここまで読んだ方ならば、破り捨てる前にもう一冊用意しておいた方が良いだろう。
結局この後どうなるのか、それが気になって夜は眠れても、朝になってゴミ箱に溜まったこの本の残骸を見て気になって目が覚めてしまうであろう。
今ここで勝手な決めつけをしたが、決めつけに関してもう触れないと言ってしまったのでそれについて触れるのはこの文を最後にしようと思う。
そんなわけで、と、どんなわけかは知らないが、ここでやっと僕の基本的なプロフィールについて触れたい。
そう、触れたいと思うとかではなく、触れたい。願望だ。
つまり、触れる事が出来ない。
という雰囲気になるが、そう言う訳じゃない。
別に我輩は猫で名前がまだ無いとかそう言う理由があるわけではなく、今までちょっと語り口調だったのでごく一般的な名前を述べてしまうと凄く寂しい思いになってしまうのではないか。触れたいが触れないでおくというのも一つの手ではないか。と一瞬だけ思ったので「触れたい」が「触れる」にならなかった理由だ。
こんなくだらない字数稼ぎは置いといて、僕の名前は山田太郎。とか一般的過ぎて一般的じゃない名前を述べるわけではなく、ここではちょっと格好つけて僕の名前は「南音」と名乗ろうと思う。
これが実際の名前ではないが、やはりまだ名を明かすのは早い。そんな気がするのだ。
この文章が音声で流れているのであれば、今のタイミングで母親が自分の本当の名前を呼びつつ現れてしまうのだが、幸いこれは文字なため、そんな事が起きる事はない。
何故南音なのか、という事だが、単純に中学二年生は皆行う、文字の入れ替えだ。今回の場合は「おとな」を入れ替えて「なおと」にさせて貰った。直人では虎のマスクをしていそうで、直斗ではどこかで性別を偽って探偵をしていそうなのでどこにもいなさそうな女性的な南音にしたのだ。
実は今までの文学的な語りから「芥川」なんて名前も思いついたのだが、芥川で龍之介より丈途を思い浮かべてしまう自分が恥ずかしくて南音の方を選ばせてもらった。
そんなくだらない事を言っている間にまた無駄にページを消費してしまった。
こうして文を書いている内に一つの喧嘩が終わっていたので、今日はもう寝ようと思う。
明日からもこの様な長くて回りくどい言葉を述べ続けるかもしれないが、ここまで読んだのなら最後まで責任とりなさいよ!……ではなく、最後まで読んで頂けるとありがたいです。