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クラフトアルケミスト"第三部"海底底中のヴォイド・レイヤー ~重力は買収されました。至高の青春は、逆流の中にしかないのです~  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
【兎姫の章】さかさまの海流商店街

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RssW.01:逆光の海底アーケードなのです!――水流の檻と、窓の向こうの真実

【場所】垂水海底2.2NkQ階・居住ドーム『インバート・アーケード』

海底火山の熱源を電力に、アリシアが「実在の証明」として建設した逆さまの商店街。ドームの天蓋に立ち並ぶ店舗の窓(Sea_Window)からは、深海の闇と、

そこに蠢く「現実の魚群」が、まるで逆さまの空を飛ぶ鳥のように映し出されている。


アリシア

「新章の開幕に際し、移動プロトコルを『流体制御』へと移行しました。ここでは歩行という非効率な動作は不要です。全ての顧客は、この透明な『ボルテックス・チューブ』の中を、ベルヌーイの定理に従って強制的に流動していただきます。


P + 1/2ρv^2 + ρgh_inv = const


速度vが上がるほど、あなたの主観的な思考時間は削られ、眼前のSea_Windowに映る『購買対象』への直感だけが研ぎ澄まされる。新平さん、口を開けて溺れないように。もやしが喉に詰まりますよ」


咲姫

「にゃうにゃ!見てください、うさちぁん。窓の向こうの深海魚たちが、逆さまの商店街の明かりに誘われて、レイヤーの隙間に集まってきている!チューブの中を激流に揉まれながら、逆さまの窓越しに買い物を楽しむ。サクッ!これこそが、兎姫が贈る『至高のショッピング(RssW)』なのです!!」



【RssW:激流のウインドウショッピング】

新平

「(透明なチューブの中を猛スピードで射出されながら)うわあああ!止まれ!止まってくれ!あそこの『キャベツ特売所』の看板が見えた瞬間に、もう三つ隣の『プリンの煮凝り屋』まで流されてるじゃないか!!アリシア!水流のブレーキはどこだ!買い物をさせる気があるのか!?」


うさちぁん

「(自分の酒樽をサーフボードのようにして、激流を乗りこなしながら)ヒック……!新平くん、この『自動流し』は最高だよぉぉ!Sea_Windowの向こう側に、にんじんっ酒の原液を運ぶ海底列車が見える!あれを追いかけて、チューブの速度を22NkQ倍にしてよぉぉ!!」


未生

「(激流に揺られながら、窓の外の深海と、逆さまの店舗が重なる瞬間を連写)ああ……!海水のブルーと、商店街のネオンサインが先輩の瞳の中で交差して……!チューブの加速で引き伸ばされた先輩の残像、これこそが真の『Real_Shopping』私のメモリーカードが、この視覚情報の洪水で焼き切れそうですぅぅ!!」



【インバート・ドームの経済特性】

天井商店街:全ての什器がドームの天蓋に吸着。陳列は重力反転仕様。

SeaWindow:耐圧ガラス越しに「現実の深海」を観測。錯覚ではない実在の絶望。

報酬:エリアを一周流されるごとに、アリシアにより「チューブ使用料」を強制徴収。


猫二

「にゃ……。……あ、今、窓の外を巨大なダイオウイカが通り過ぎていったにゃ。……あいつも、このチューブの中を流される僕を見て笑ってるにゃ。……働かずに流されるのはいいけど、景色が逆さまだから酔ったにゃ……(嘔吐寸前)」


琴子

「……聴こえる。チューブの壁を叩く水の、冷徹な『ファ』の音。……窓の向こう、深海の静寂と、この商店街の喧騒が激突する不協和音。……この歪んだリズム、嫌いじゃないわ。」


流体によって制御された欲望が、海底のドーム内を高速で循環していく。咲姫のシャッターが切られた瞬間、SeaWindowの向こう側で深海魚の目が光り、逆さまの世界を流れる一行を、まるで異界の観客のように見つめていた。


咲姫

「サクッ!全員、水流レイヤーの彼方へ流されるのです!!」


(RssW.02へ続くのです!)

新章です!

RssW(Real_Shopping_Sea_Window)=実現可能!?な海流商店街


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