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センスの欠片も無い残念さん

 前話の続きのお話となります。

 人・人・人・・・の嵐山を後にして、目指すは京都鉄道博物館です。


 嵯峨嵐山駅のホームも列車も、通勤時間?って思えるほどに、とっても混雑していましたよ~


 山陰本線を嵯峨嵐山駅から梅小路京都西駅まで乗車したのですが、丹波口駅に到着して列車の扉が開き、乗客が乗り降りしている時、足元にスマートホンが落ちているのを発見したのです。


 踏まれる前に慌てて拾って、スマートホンを掲げながら「床にスマートホンが落ちていましたよ~落とした方は居ませんか~」と叫びましたが、既に下車してしまったのでしょうか、落とし主は現れませんでした。


 仕方が無いので、我々が下車した梅小路京都西駅の改札で、駅員にスマートホンを落とし物として渡しました。


 「丹波口駅に停車した時にスマートホンが落ちているのを発見したので、乗車している方々には確認しましたが、落とし主は居ませんでしたから、こちらの駅で対応をお願いします、電池が残っていれば電話が掛かって来るかも知れませんよ」と伝えてから、京都鉄道博物館に向かいました。


 スマートホンの画面は割れていませんでしたが、何かあると後々面倒なので、我々の名前等は一切何も伝えませんでしたよ。


 京都鉄道博物館は、流石に日本一と言われる鉄道博物館、蒸気機関車の充実ぶりは素晴らしい限りでした。


 でもチョットだけ、残念なこともありました。


 動態展示で乗車体験もできる蒸気機関車スチーム号(C62形2号機)、けん引している客車がテントのような構造で、色も褪せていて、本当にセンスの欠片も無い残念さんでした。


 嵯峨野のトロッコ列車か大井川鐡道のトロッコ列車でも借りてきたら~と思ってしまうほどに、蒸気機関車とのアンバランス感が凄くて、悲惨なものでしたね。


 旅行仲間達と蒸気機関車スチーム号が発車準備をしている様子を眺めなから、「SLスチーム号がこれでOKだと思っているJR西日本や京都鉄道博物館の上層部の方達って、本当にセンスが無いんだね~」って思わす言ってしまいました。


 博物館スタッフの方は、渋い顔をしていましたが・・・


挿絵(By みてみん)

 このお話は、京都鉄道博物館が改装する前のお話ですので、SLスチーム号も今では、中々センスのあるレトロな「聚楽ぶどう色」の客車を引いて、往復約1kmを日々走っているそうですよ。


牽引する蒸気機関車は、C56形160号機・C61形2号機・C62形2号機・8620形8630号機で、どの蒸気機関車になるかは、当日のお愉しみ・・・みたいです。


 因みに、京都鉄道博物館で動態保存している蒸気機関車C56形160号機が、武豊線や高山本線、樽見鉄道のイベントに貸し出されて走っていた蒸気機関車なんですよ。


 武豊線が第2話で、樽見鉄道が第20話に掲載した蒸気機関車、C56形160号機が写った写真なんですよ~


 高山本線を走る蒸気機関車は、まだ写真掲載していませんでしたので、この機会に掲載しますね。


挿絵(By みてみん)

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