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いきなりの突風と土砂降り豪雨

 名鉄の沿線で毎年開催されていた、春恒例の健康ウォークに旅行仲間達と参加して、10キロほど歩いたときのお話です。

 常滑線の名和駅が集合受付スタート場所、ゴールは聚楽園駅(造立時は日本一の大きさだったらしい、大きな鉄筋コンクリート製の聚楽園大仏とともに、沢山植えられた桜がとても綺麗な聚楽園公園があります)で開催された時に、旅行仲間達と一緒に参加したお話です。


 駅前ロータリーには、名和駅に電車が停止する度に、通勤ラッシュのピーク時間のように、ウォーキング参加者が改札口から溢れ出てきました。


 参加受付の開始時間には青空が広がっていたのですが、1時間も経過した頃には、黒っぽい雲がいつの間にか空全体に広がっていました。


 そんなウォーキング参加者が参加受付を済ませるために、溢れ返っている駅前ロータリーに、突然、突風が吹き荒れました。


 受付ブースは簡単なテントばかりでしたので、突然の突風に全く耐えることが出来ずに、参加受付係の方々が必死になって、テントやテーブルが吹き飛ばないように押さえていました。


 しかし、無駄な抵抗とばかりに結局テントは吹き飛び、参加者への記念品も吹き飛びの、大惨事となりました。


 テントを押さえていた人が、テントとともに浮かび上がり飛ばされるような状態でしたので、これで怪我人が一人も出なかったことは、本当に奇跡的と言えるほどの危険な状況でした。


 ところが突風だけでは収まらず、今度は土砂降り豪雨です。


 通勤ラッシュのようにウォーキング参加者が大勢歩いている状態のため、軒下に避難なんて簡単には出来ませんから、ずぶ濡れになってしまった方も多かったのではと思います。


 私も慌てて傘を挿しましたが、まだ続く突風であっさり傘の骨が折れてしまい、傘は使い物にならなくなってしまいました。


 旅行仲間達と一緒に、念のためにと買って持ってきていた、半透明のビニール雨合羽をリュックから出して羽織りはしましたが、しっかり濡れてしまいましたよ。


 直ぐに雨合羽を羽織った旅行仲間達からは「折角雨合羽を買って持って来たんだから、傘を挿すんじゃなくて、直ぐに雨合羽にすべきだったね~」と笑われました。


 それでも備えの良い殆どのウォーキング参加者の皆さんは、雨合羽を羽織ったり、傘を挿したりしながら、気を取り直して皆さん元気にウォーキングコースを歩いて行かれました。


挿絵(By みてみん)


 旅行仲間達と私も「参加した以上は完歩するぞ」と、途中でショートカットせずに、しっかりゴールまで歩くことにしましたよ。


 30分ほどで突然の雨も止みましたが、健康ウォークのような屋外行事に参加する場合には、使わないかも知れないが、万が一を考えてリュックの中に、雨合羽等は今後も必ず準備しておくべきだと思いました。


 この日のように空が白っぽいと、淡い色の桜の花の場合は、色が溶け込んでしまい、とても残念な写真になってしまうので、聚楽園公園に咲く満開の桜と大仏を、晴天の日に撮り直しに行きましたよ。


挿絵(By みてみん)

 参加日の前に念のためにとコンビニで買った雨合羽は、それこそ、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』のキャラクター、真田さんの名台詞「こんなこともあろうかと・・・」ですよね~

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