梅林公園
早春は、蝋梅・梅・桜・花桃・リンゴ・みかん・・・と樹木の花々が次々と咲き誇ります。
桜が咲く頃になると温かくなるのに合わせるかのように、どうしても春霞で遠景が薄ボンヤリした風景となってしまう傾向にあることが、写真を写す者達からすると悩みの種となります。
単なる春霞だけならまだ良い方で、中国からの黄砂で空の色が変わってしまったり、大量に舞う花粉もアレルギー反応が出てしまった人にとっては、非常に辛い日々ですよね。
そんな中で梅の花が咲く頃は、まだ春霞になることが少なく、標高が比較的低い鈴鹿山脈の山々でも残雪がしっかり残っているため、撮影に適しているとも言えます。
私の場合は、春に咲く花の本格的な風景撮影は、いなべ市農業公園梅まつり(いなべ梅林公園)から開始することが多いですね。
今では梅まつり期間中は、10分毎に定点カメラの画像が更新されるので、直近の梅の花が咲く様子を確認してから、天候を確認して出かけることも出来ますよ。
でも梅まつりを開催していますから、どうしても観光客で混雑してしまいますので、可能ならば平日の朝早い時間に行って、人が少ないうちに10時前には写真撮影を終わらせてしまい、後は梅まつり会場でお土産を買って、なるべく早めに帰るようにしています。
いなべ梅林公園は、東海エリア最大級の梅が咲き乱れる梅林公園です。
梅の種類が約100種類約4500本もあり、花の色も紅色・濃い桃色・桃色・薄い桃色・白色の様々な色で一面に咲き誇り、圧巻の風景となりますから、機会があればぜひとも行ってみてくださいね。
特に見晴台から見下ろす景色はまさに絶景ですよ~ ここから風景写真を写したい方が大勢いるので、写している方が退くまで順番待ちをせねばならず、写真を写すのは中々大変ですが・・・。
特に早朝は、陽の光が梅林全体に綺麗に射すまで、三脚をセットして状態で皆さんねばってしまい、好い状態で撮影が完了出来るまでは、写した写真に納得しない限りは、絶対に移動しないですからね。
いなべ梅林公園に行く途中を走っている三岐鉄道北勢線は、全国でも珍しいナローゲージと呼ばれる軌間762mmの路線で、一般の車両よりも少し小さい電車が最高速度でも45km程度しか出さずに、ゆっくりと走っていました。
三岐鉄道北勢線で、鈴鹿山脈を背景に濃州道と並行して走る、少し小さい電車ク140形です
三岐鉄道北勢線で、無筋コンクリート製の3連アーチ橋「明智川拱橋」の上を走る、少し小さい電車ク140形です
また三岐鉄道三岐線も近くにありますが、こちらは普通サイズの車両と、JRと同じレール幅の「狭軌」軌間1067mmの路線で、最高速度も少し早くて70kmでした。
三岐鉄道三岐線で、石灰石の採石場となっている鈴鹿山系の藤原岳を背景に走る、普通サイズの801系電車
三岐鉄道北勢線で、たまには「乗り鉄」をするのもイイかなって思える、とても可愛い電車でした。




