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大渋滞

 写真仲間達で表富士を三保の松原や清水港、伊豆半島からも撮影して修善寺温泉に泊まるプランで計画し、F1さんの運転するマイクロバスで出かけた時のお話です。


 三保の松原等富士山を望む場所で、表富士の撮影していたところまでは、中々順調な撮影旅行でした。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

※たぶん当日の写真ではありませんが、三保海岸からの富士山がありましたので、添付しました。



 しかし、東名高速道路の沼津インターチェンジを出たところから、計画が大幅に崩れます。


 一般道に出たところで大渋滞、観光客が多い伊豆半島なので覚悟はしていましたが、ノロノロと徐々に進みはするものの、修善寺まで渋滞が延々と続きました。


 写真撮影で寄る予定の場所は全てキャンセルして、ひたすら宿を目指しましたが、17時頃に宿にチェックインを予定していたのが、20時を過ぎて、やっと到着。


 宿には連絡を入れていたものの、夕食開始時間の18時が大幅に遅れてしまい、「急いで食べてくださいね」と言われてしまう始末です。


 「温泉は夕食後にお願いします」と言われ、食事前に温泉にもゆっくりと浸かることも出来ず、食事を始めることにしました。


 写真仲間達が全員夕食会場の座敷に向かったことを、各人の宿泊部屋で確認してから、私も食事会場に行きましたが、いつもならばワイワイガヤガヤと五月蠅くしているのに、やけに静かなのです。


 食事会場に入ると、皆真剣な顔になって、黙々とワサビを摩り下ろしていました。


 この宿では、一人一人に小さなワサビが用意されていて、料理の中の刺身や蕎麦を食べるのに、自分自身でワサビを鮫肌のワサビおろし器で摩り下ろす必要があったため、黙々とワサビを摩り下ろすことになり、とても静かだったのです。


 私が「余りにも静かだったから、食事会場を間違えたかと思っちゃったよ~どうしちゃったの?」との問いかけに「自分が食べる分のワサビを摩ってるんだよ」と真剣な声で答えてくれました。


 急いで食べることなった夕食後には、ゆったりまったり温泉に浸かってから、翌日の予定変更を話し合います。


 また渋滞に巻き込まれては帰る時間が遅くなり過ぎるからと、伊豆半島内の行先を浄蓮の滝だけに変更、早めに伊豆半島から出てしまうことに決定。


 朝霧高原での富士山撮影と、天候が悪く富士山が全く見えない時に行ってみようかと考えていた、オートバイ博物館『二輪会館』見学に向かうこととなりました。



 オートバイ関連だけを展示している博物館の二輪車会館には『もちやのオーナー』が集めた、明治・大正の国産バイクをはじめ、世界の名車が所狭しと160台以上も展示されていました。


 古いものでは100年以上も前の1919(大正8年)年製の「トライアンフ」をはじめ、1935年(昭和10年)製のBMWの軍事用サイドカーなどなど、とても見ごたえががありましたよ。

 でも、オートバイ博物館『二輪会館』は、残念ながら今は閉館してしまったため、見学することが出来ません。


 閉館はさみしい限りですが、このような古いものを展示する施設を維持管理するは、個人では中々難しいのでしょうね・・・

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