表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/372

ドライバーだって飲みたい

 ゴールデンウィークが終わり、愛鳥週間のころになると、例年、戸隠の水芭蕉が見ごろを迎えます。


 戸隠に向かう道中は、やっと山桜が咲き、新芽が芽吹き始める遅い春の状況ですから、3月~5月の毎週何処かで桜を眺めているような気がします。


 そんな水芭蕉の時期に、宿坊が予約できた(可能だったらとの条件で、夕食には春の山菜天ぷら盛り合わせもリクエストしておきました)ので、F1さんの運転するマイクロバスで、戸隠に水芭蕉を撮影しに行くこととなりました。


 写真仲間達から「せっかく遥々長野まで来たんだから、一度お参りすれば極楽往生できると言われている『善光寺詣で』がしたい」とのお願い、リクエストがあったので、上信越自動車道の長野インターチェンジで高速道路を下りて、善光寺に向かいました。


 駐車場にマイクロバスを停めて、善光寺の境内にいりましたが、境内が広い大きなお寺なので、驚きましたよ。 


 本堂や諸堂へ参拝し、お戒壇巡りと言う、瑠璃壇床下の真っ暗な回廊を巡り、中程に懸かる『極楽の錠前』に触れることで、錠前の真上におられる絶対秘仏の御本尊様と結縁を果たし、極楽往生の約束をいただく道場も、真っ暗の中を歩くので驚きましたが体験しました。


 また、門前の写真館ショーウィンドウに展示してあった『WISTAの木製蛇腹式大判カメラ』、ついつい見入ってしまいましたが、流石に買えませんでしたね~


 結局、大判カメラには手を出さずじまいで、その後も中判カメラをず~っと使い続けましたよ。



 マイクロバスの中は運転をするF1さん以外はヒマなので、気が付けばビールや日本酒を飲んでいる写真仲間も居る訳で、F1さんには何時も申し訳ないと思いつつもガマンさせてしまっている。


 宿坊に到着して部屋割りも終わり、皆が寛いだところで、旅行前に買い込んであった、取って置きの日本酒『銀盤純米吟醸』を飲んで貰おうかと、栓を開けました。


 するとお酒の好い香に引き付けられるかのように、写真仲間達が「好い香がするね~」とか「もう宴会かい?」とか「当然俺の分も有るよね~」とか「今回の酒は銀盤の純米吟醸なんだね」とか「それ一本だけ?他の銘柄の酒は有るかい?」、「国盛の吟醸と上善如水の純米吟醸、越乃かぎろひもあるよ~」と回答、などと言いながら皆が部屋に集まってきて、夕食前に酒盛りが始まってしまいました。


 飲み始めた皆さんは、運転してくれたF1さんを労って、「運転お疲れ~さぁ~飲んでくれ」って、注いでくれたりしています。


 夕食前に皆しっかりの飲んだので、夕食時は酒の注文が少ないかと思いきや、戸隠近隣の地酒を色々と注文して、再びしっかり飲んでいましたよ。



 翌朝の早朝、宿坊の近くにある蕎麦屋が、早朝から蕎麦打ちをしていたので眺め、昼食はここで絶対に蕎麦を食べようと決め、予約しました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 お昼頃まで、水芭蕉や戸隠連峰など撮影して、戸隠神社の奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社をめぐる参拝をして、早朝に蕎麦打ちをしていた蕎麦屋に向かいました。


 戸隠蕎麦は食べやすいように、一口分づつ小分けするように綺麗に並んで盛られていましたね。


 その蕎麦の上にすりたての山葵を載せて、蕎麦つゆに少しだけ蕎麦を付けて食べる・・・とても美味しかったです。


 すりたての新鮮な山葵と美味しい蕎麦、宿坊で食べた春の山菜も美味でしたので、皆で戸隠まで来た甲斐がありました。


 散策中に立ち寄った、老舗の和菓子屋で買って食べた『戸隠そば饅頭』も美味しかったので、皆がお土産に沢山買っていましたね。 


※戸隠には、決して食レポに来たのではありません、春の風景写真を撮りに来たんですヨ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ