暴走トラックの末路
一宮インターチェンジがまだ名古屋高速道路と接続されていなくて、国道の名岐バイパスに出るルートだけだった頃のお話です。
木曽路を走り、乗鞍高原で乗鞍岳を撮影して安房峠道路を通り抜け、高山で高山ラーメンを食べた撮影旅行の帰り道のこと。
名神高速道路の一宮インターチェンジまで後2キロほどの所を、前を走る大型トラックに合わせて時速約80キロメートルで走行していました。
すると1台の暴走トラックがピタツと後ろについたり、退けとばかりにパッシングやクラクションを鳴らしたり、ジグザク走行のすごい勢いであおり運転をして、我々の乗る車やら周囲の車を抜いて走って行きました。
「危ないやつだったな」とか「何キロ出していたんだろうね」とか「事故を起こさなければいいけどね」とか「ああいった輩は早めに警察に捕まった方が今後のためだよ」とか「巻き添え事故になるとイヤだから、ああいった暴走車には近づかないことだね」って話していました。
その後しばらくして名神高速道路の一宮インターチェンジの料金所出口を抜けると、一般国道の名岐バイパスとの合流地点に、さっきの暴走トラックが停まっています。
何だろうね~と、じっと暴走トラックを見てみると、名岐バイパスとの合流時に事故を起したのか、フロントガラスが割れているではないですか。
皆も口々に「フロントガラス割れてたね」とか「あ~あ、事故っちゃったね」とか「この後に事故渋滞しなければいいけどね」とか「罰が当たっちゃったかな」とか、好き勝手なことを言いかながらも、ハンドルを握るF1さんに「F1さん、家にたどり着くまで安全運転でヨロシクネ~」としっかりお願いしていましたよ。
ムチャなあおり運転、暴走運転の代償は高くつきますね。
皆さんも『安全運転で、無事故無違反』ですよ。




