Pちゃん
写真仲間のF1さんが「カーナビ付けたんだ」って自慢するものだから、F1さんの車で撮影旅行に行くことになりました。
(当時は私の車にはカーナビなど無く、地図を車に乗せてましたね~)
行先をセットして行先案内をカーナビにさせてみたのですが、カーナビは安全な広い国道を基本優先して案内する。
だから、運転者とルートが一致しないケースが多々発生するため、中々楽しい?笑えない思い出が一杯の旅行となりました。
特に綺麗な風景写真を写すために撮影場所を探しての旅行では、一般的な観光と違ったポイントを探すケースが多くあり、ついつい昔走った記憶のある狭い道や、荒れた道にも行ってしまうんですよ。
そのため、カーナビがルートを戻させるための再検索で『P』の文字みたいにぐるっと回って、元の場所に戻そうとする案内をしてくれました。
大きな街では無い地方では、迂回する道の選択肢が少ない場合に、よく発生しましたね。
これを仲間内では「Pちゃんが出た!」という表現をして、「無視無視」なんて言いながら、楽しく走っていました。
とある半島内を走っていたときに、カーナビ案内に『Pちゃん』の戻れが出たが、無視して走っていたら、運転者の記憶違いか、みごとに一本道を間違えてしまったようです。
正しいルートの1つ手前で曲がったため袋小路に入ってしまい、行き止まり・・・私有地、大きな民間企業の『P(駐車場)』に到着。
本当にP字でぐるっと回って、間違えた場所まで戻ることになりました。
カーナビの案内を完全無視して、勝手気ままに走っていたためか、結構余分な距離を走ったため、タイムロスが半端なく発生してしまいました。
いつの間にか写真撮影時間のタイミングが、本当にギリギリで焦りましたね~。
なにせ今回は日没時の太平洋に沈む太陽、『夕陽の写真撮影』が目的だったのです。
太陽は時間通りに必ず太平洋に沈みますから・・・我々の到着まで、太陽は絶対待っていてくれないですものね。
楽しい?タイムロスをしてしまいましたが、なんとか無事に太平洋を望む、とある半島の西側海岸にある目的地に到着。
だるま型になって水平線に沈む夕陽の写真撮影に、ギリギリ間に合い急いでカメラをセットして写しましたよ。
オレンジ色になった太陽が空を紅く染めて、広大な太平洋の水平線に沈む様子は、何度観ても感動してしまいますよ。
なんと、太平洋に沈んで行く太陽は、水平線に接触する位置で『〇』ではなくなるのですよ~。
まるで『だるま』のような不思議な型になって、太平洋に沈んでいくんですよ~。
これで太平洋の海面も太陽の光でオレンジ色に輝いていたら、もっともっと綺麗だろうな~って思ってしまいますが、そう都合好い写真は写せませんね~。
昔走った記憶頼りで走行するのも、新道工事等で道が変わってしまったりで、全く当てにならない。
人の記憶の曖昧さと過信がミスを招くのです。
だから、それ以降、写真仲間達と出かける場合だけは、目的地の近くまで可能な限り『カーナビ』にお任せで、指示に従ったルート走行を基本とするようになりました。
写真撮影の目的が達成できなければ、出かけた意味が無いですものね。