佐久島を歩く パート１
愛知県の三河湾に浮かぶ離島『佐久島』に、西尾市の一色港から１日７便出ている高速船に乗って、行って来ました。
愛知県には『佐久島』以外に、２つの離島『日間賀島』と『篠島』がありますが、この２島には南知多町の師崎港と美浜町の河和港から、高速船等で行くのです。
だから意外と近くにある３島なのに『佐久島』と『日間賀島』『篠島』を繋ぐ連絡船は無いのですよ。
『佐久島』から南側の方向を眺めると、しっかりくっきりと『日間賀島』『篠島』が見えているのにです。
『佐久島』行きの高速船の出ている一色港よりも、『日間賀島』『篠島』の方が距離的にも近いのにです。
上水道だって、知多半島側の愛知用水から供給されているのにです。
『佐久島』は三河の西尾市、『日間賀島』と『篠島』は知多の南知多町なので、この辺りの管轄違いが、連絡船が無い理由なのかも知れません。
『日間賀島』と『篠島』には、随分と以前ですが勤め先の忘年会？等で何度か訪れたことがありますが、『佐久島』を訪れるのは今回が初めてです。
『佐久島』行きの高速船に乗船する場所は、西尾市の一色港にある『一色さかな広場』のすぐ横にある、『佐久島行き船のりば』です。
有り難いことに、『一色さかな広場』の無料駐車場に、車を停めておくことが出来ました。
『佐久島』への渡船料金は、往復１６６０円を自動販売機で購入です。
『佐久島行き船のりば』には、高速船が２艘並んでいましたから、もしかすると１１０名程度の乗船定員をオーバーした場合には、２艘目が出港することになるのかもしれませんね。
乗船の際に【行】切符を、桟橋に設置してある一斗缶の中に入れてから、高速船に乗り込みます。
今回の乗船では、高速船はほぼ満席でしたが、まだ多少座席に空きがあったので、一色港を出港したのは１艘だけでした。
定刻の９時３０分になると一色港を出港、約２０分の航行で『佐久島』西港に到着です。
『佐久島』に行く場合は、西港経由して東港まで行くのが航行ルートですが、今回は西港で下船します。
先ずは西港の周辺から歩いて巡り、４時間半ほど歩いて東港まで行って、帰りの高速船１４時５０分に東港を出港に乗船するつもりで、のんびりと海岸線等を歩き、風景写真を撮影して行きます。
これでほぼ南側の海岸線の全てと、その近辺の集落を巡ることが出来る計算ですね。
流石に４時間半では『佐久島』をぐるっと１周歩くには、時間的に厳しいので、北側の海岸線は次回訪れたときのお楽しみってことにしました。
次回は東港で下船し、移動時間短縮のため、レンタル自転車を活用するのも好いかも・・・
西港を出発すると、海岸線を西方向に進み、白浜を目指します。
結構大勢の方が西港で下船したのに、白浜を目指して海岸線を歩いているのは、なんと私一人だけでした。
他の方々は、いったい何処に行くのでしょう？
『佐久島』の海岸線で真っ先に目についたのは、堆積したことで積層状態となっている、見事な泥岩層です。
大きな地殻変動は無かったらしく、派手な断層は見当たりませんが、むき出しの地層が、悠久の歴史を感じさせてくれます。
海釣りをされている方を横目に海岸線を進んでいくと、遠くに渥美半島・野島・篠島・日間賀島・知多半島が見渡せる場所もありました。
しばらく海岸線を北上すると、綺麗な砂浜の白浜が観えて来ます。
白浜の波打ち際まで行き、早速、海・海岸らしい風景を写します。
波打ち際の波も静かで水も澄んでいますし、雲は既に秋の雲ですから、派手さや荒々しさは一切ありません。
遥か遠くに白煙を上げた煙突等小さく観えているのは、なんと碧南火力発電所です。
白浜までの間で出会ったのは、結局、海釣りをされている方１名だけでしたね。
文字数も１５００文字以上ありますし、添付した風景写真も８枚となったので、「佐久島を歩く パート１」は、ここで一旦終了です。
「佐久島を歩く」が何部作になるかは今のところ全く不明ですが、この後は、きっと「佐久島を歩く パート２」につづく予定・・・
