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自分も穴に落ちた

中央アルプスの駒ヶ岳は、1年にわずか数日ですが、ダイヤモンド富士の御来光となるタイミングがあるのです。

 中央アルプスの駒ケ岳ロープウェイで標高2612mまで登ると、千畳敷ホテルと千畳敷カールがあります。


 千畳敷ホテルから南アルプスを望むと富士山も観ることが出来、冬のご来光では、富士山の頂上から太陽が昇る『ダイヤモンド富士』を観ることが出来る日もあります。


 私は、ほぼ毎年『ダイヤモンド富士』を観るために、千畳敷ホテルを予約して、飽きもせず駒ケ岳を訪れています。


 でも、ご来光の『ダイヤモンド富士』が観られるかどうかは、天候次第・運次第なのです。


 今まで『ダイヤモンド富士』は、精々半分程度しか観えていませんね。


 規定値以上の強風が吹いていれば、ロープウェイ自体が、運休になることだってあります。


 今回は綺麗に『ダイヤモンド富士』が観えたので、ニコニコ状態でした。


挿絵(By みてみん)



挿絵(By みてみん)


 その後も、まだまだ帰りのロープウェイの始発が出るまでにはかなりの時間がありましたから、千畳敷ホテルで朝食を食べてから、宝剣岳等を撮影していました。


挿絵(By みてみん)


 宝剣岳の左側の山を写そうと、構図を考えながらほんの少し、わずか数mですが横に移動して撮影しようと思い、数歩横に歩きました。


 数歩歩いたところで、新雪時に誰かが歩いたことで出来てしまったと思われる、膝下程度までの深さの雪穴に、ズボッて、はまってしまいましたよ。


 そのため、デジタル一眼レフカメラと三脚を巻き添えにして、ものの見事にすっ転びました。


 雪穴は、さらに雪が積もったことにより、落とし穴のような状態になっており、私は雪穴の存在には全く気が付かず、見事に落とし穴に落ちた状態ですね。


 雪と言っても融けたり固まったりを繰り返しているため、新雪の下は氷状態になっているので、結構固いのですよ。


 雪の落とし穴にはまって転んだ拍子に、その固い氷状態の雪にカメラの交換レンズ部分がぶつかったのですから、壊れもします。


 交換レンズの作動を確認してみると、オートフォーカス機構が破損したらしく、ピント調整が正しく出来ず、ピントが合わないのでシャッターも切れません。


 それでもマニュアルフォーカスならば写せるかもって思い、レンズをマニュアルフォーカスにしてみると、ピンと調整機構に変な抵抗はあるものの、一応?なんとか撮影は出来ました。


挿絵(By みてみん)


 交換レンズをカメラから外して軽く振ると、中でカラカラと小さな音がしています。


 他の交換レンズに交換してみると、正しくオートフォーカス機構が作動、撮影できたので、破損は交換レンズだけで済んだようです。


 結果、落とし穴のような雪穴に落ちて転んだだけで、交換レンズが一本ダメになってしまいました。


 デジタル一眼レフカメラ645Dも古い生産中止モデルですが、今回破損した交換レンズに至っては、もっと古いフイルムカメラ645N時代のモデルです。


 だから、当然の如く、新品の交換レンズは既に売っていません。


 でも交換レンズの方がカメラよりもかなり古いのに、メーカーサイトを確認してみると、何故かまだ修理受付していたのです。


 修理に出すにしても料金次第かと思い、ネットで簡易見積もりした結果、出た見積もり金額が、それなりに良い状態の中古品レンズが買えてしまうような金額でした。


 破損した交換レンズは後日、メーカーのリコーイメージングに修理依頼をすることにしました。


 その時に念のため、645Dのオーバーホールが可能か確認してみましたが、やはり受け付けていない旨の回答でした。


 ズームレンズの修理代は、最終的に送料込みで22,990円でしたよ。


 ズームレンズは修理されて、無事手元に戻ってきましたが、ホント高いコケた費用となりましたね~


 その内修理受付もされなくなるだろうと、ネットオークションで見つけた中古品のズームレンズも、予備として落札して買ってしまいました。

新年の1月1日と1月2日には、早朝からバスとロープウェイの臨時便が出ていますので、運が良ければ、千畳敷ホテルに泊まれなくても、ダイヤモンド富士の御来光が望めますよ。

例年12月中旬から、ネットで『新春御来光ツアー』の予約受付されていますから、興味のある方は申し込んでみてはいかがでしょうか。

完全予約制にて、当日急に出かけて行っても、このツアーには参加できませんからご注意を。

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