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今度はカメラが落下

フイルムの中判一眼レフカメラ、ペンタックス67Ⅱを主機として使っていたころのお話です。

 旅行好きの仲間達に「近々、木曽方面に新緑を見に行くけど行くかい?」と尋ねてみました。


 そしたら「今度の土日なら空いているよ」と返事が返ってきた3人を、撮影旅行の同行者に、木曽方面に新緑を見に行きました。


 阿寺渓谷では、旅行好き仲間達と新緑と渓流を眺めながら、散策がてらに彼方此方歩きまわります。


 私だけは、写真向きの気に入った構図となる風景があれば、パパッと急いで撮影をしています。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 旅行好き仲間達からは「あまり撮影を急がなくても良いよ、俺達ものんびり風景を楽しんでいるんだから・・・」と言われてしまいます。


 そうとは言っても、それなりには気になりますから、出来ればなるべく早く写真を写してしまおうと思いますよね。


 一通り撮影を終えて、あまり待たせては申し訳無いからと、急いで駐車場に戻るために、三脚にカメラ付けたままで三脚を肩に担ぎました。


 肩に担いだとたん、三脚からカメラが外れて、肩から背中方向にゴロンとカメラが転がり、土の地面に落下しました。


 カメラ上部のペンタプリズム方向から落ちたので、カメラに付けていたズームレンズは割れずに済みました。


 ですが、ペンタプリズムとボティーの電気接点部分が凹んで破損し、カメラが正しく作動しません。


 三脚側のクイックシューに、しっかりとカメラが装着出来ていなかったのが、今回の落下原因でした。


 レンズの方向から落ちていたら、20数万のズームレンズがオシャカになっていたところです。


 道路のアスファルト部分に落下だった場合は、カメラもズームレンズもオシャカだった可能性もありました。


 この日以後、撮影場所を移動する場合、手間はかかりますが、どんなに短距離であっても、必ず三脚からカメラを外し、カメラバックにカメラを入れてから、移動をするように心掛けています。




※私の使っているペンタックス67Ⅱは、ボティー本体とペンタプリズム部分が、簡単に分離出来る構造になっているのです。


 落下の衝撃でボティーとペンタブリズムを接続する、電気接点が見事に凹んでしまい、非接触状態になり、電気信号が全く伝わらない状態になってしまいました。


 馴染みのカメラ店によると、5万円程の修理で済んだこと自体がかなりラッキーで、もう少し損傷が激しかったら、買い換え推奨だったそうです。

今では多分、修理もしてもらえないだろうと思われます。

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