女人高野 室生寺
室生寺は室生山の山麓から中腹にかけてが境内となっている、典型的な山岳寺院です。
歴史も古く、奈良時代に創建されたらしく、国宝や重要文化財となっている、とても古い建物が今でも観られます。
昔々は、真言宗の拠点である高野山がかつては女人禁制であったことから、女性の参詣が許されていた室生寺には「女人高野」の別名があるとのことです。
五重塔は1998年の台風で、塔のすぐ近くの高さ50mほどもある杉の大木が強風で倒れてしまい、倒れた際に屋根を直撃、西北側の各重部の屋根・軒が折れて垂れ下がる大被害を受けたそうですが、何とか無事に修復がされたそうです。
この修復に伴う五重塔の調査で、塔の建立年代を延暦19年(800年)頃とする従来の定説が裏付けられたってことです。
春、ゴールデンウィークの頃になると、室生寺はピンク色の石楠花の花が綺麗に咲き誇ると聞き、出かけてみました。
あまりにも天気が良すぎて、日向と日陰のコントラストが激しくなってしまい、チョット残念な写真となってしまいましたが、こればかりはどうにもなりませんね。
五重塔も大被害を受けたって感じも無く、綺麗に修復されていましたので、これからも末永く維持されることを願う次第です。
室生寺の参拝と撮影の後、門前の店で買って食べた『よもぎ入り回転焼き』は美味しかったですよ。




