表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
316/373

秋の知恩院

 秋に京都の知恩院に行ったことがあります。


 紅葉のピークには少し早かったのですが、このタイミングならば参拝者があまり写り込まずに、何とか撮影できるかなって思ったのですよ。


 三門の手前から参拝者で賑わっていましたから、これは参拝者が写り込まない写真撮影はダメかなって思いつつ、除夜の鐘で有名な『大鐘楼』に行ってみると、私の運が良いのか年に数日しか鐘を鳴らさないからなのか、参拝者はまばらになりました。


 カメラを構えてジッと待っていると、誰も写り込まないタイミングが出来ましたので、急いで1枚写しましたよ。


挿絵(By みてみん)


 後で確認してみると、この大鐘が鳴らされるのは法然上人の御忌大会(4月)と大晦日の除夜の鐘、除夜の鐘の試し撞きだけですが、とりわけ除夜の鐘は親綱1人・子綱16人の17人で撞き、京都の冬の風物詩となっていますとのことでした。


 大鐘楼の歴史は古く延宝6年(1678年)、知恩院第38世玄誉万無上人のときに造営されたものなのだそうです。


 釣鐘は高さ3.3メートル、直径2.8メートル、重さ約70トンもあります。


 寛永13年(1636年)、知恩院第32世雄誉霊巌上人の鋳造とのことですから、大鐘楼よりも年代が古いのですね。


 知恩院の釣鐘は、京都方広寺、奈良東大寺と並ぶ大鐘として知られていますとのことでした。


 大鐘が鳴らされる風景も観てみたいものだとは思いますが、参拝者でごった返しているでしょうから、たとえ現地に行ったとしてても、真面な写真を写すのは報道機関でもないのでムリでしょうね。


 その後、なるべく参拝者が写り込まない場所を探していると、蓮池の横に植わった樹が紅葉し始めていたので、蓮池の縁から『経蔵』を写してみました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 経蔵は、三門と同じ元和7年(1621年)に建てられたそうですから、400年も前の建物で、大鐘楼よりも古かったです。


 経蔵の中には、徳川2代将軍秀忠公の寄附によって納められた『宋版一切経』約6千帖を安置する八角輪蔵が備えられており、その輪蔵を一回転させれば、『一切経』を読誦するのと同じ功徳を積むことが出来ると、云われていますよ。


 フイルムカメラでの撮影でしたから、あまり多くの枚数をスキャナーでデジタルデータ化し保存していなかったため、三門等も色々と写したはずですが、残念なことにデジタルデータにしてありませんでした。



 同じデジタルデータ化ファイル内に、何処の寺院かが不明の秋の風景写真もありましたので、一緒に添付しておきます。


挿絵(By みてみん)


 さて何処の寺院で写したのでしょう?全く思い出せません・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ