有珠山(うすざん)
『豊平峡』を後にすると、途中にある『三段滝公園』に少し休憩込みで寄って、『洞爺湖』の南側に聳える『有珠山』と『昭和新山』に向かいます。
残念ながら『三段滝公園』周辺の紅葉黄葉は、既に終わっていましたね。
こればかりは訪れるタイミングが少しばかり悪かったと、諦めるしかありません。
それでも一応ここまで来たのだからと、三段滝の風景は1/8秒のスローシャッターで、滝の水が綺麗に流れるような雰囲気にして写しました。
その後は『洞爺湖の湖畔』にあるお土産屋さんに寄ったので、お土産は買わずにそのまま店の外の遊歩道から『洞爺湖』の風景も写しておきました。
『有珠山』の麓に到着すると、目の前には『昭和新山』が観えています。
『昭和新山』は私有地なんだそうで、許可なく勝手に立ち入り、登山することは出来ないみたいですよ。
かつては広大な畑作地帯でしたが、火山活動で盛り上がって山になってしまったため、地元の郵便局長であった三松正夫さんが、この世界的に貴重な火山の保護と家や農場を失った住民の生活の支援のために、山になってしまった土地を買い取ったとのことですね。
有珠山ロープウェイに乗って、有珠山洞爺湖の展望台とその先にある有珠山火口原展望台に向かいます。
再び有珠山ロープウェイに乗って、麓に停めてあるバスまで戻る時間が指定されているので、時間配分を考えながら行けるところまで行こうと、有珠山の遊歩道を急ぎ足で歩き回り、風景写真を写して来ました。
『有珠山』は活火山なので噴火口からは、常に噴煙?水蒸気?が上がり、多くの噴火口が活発に火山活動をしていることが判ります。
『有珠山』の噴火は直近だと2000年、20世紀を遡ると4回も噴火しているとのことですよ。
この地域では、今後も火山との共生を考え続けていかなくてはなりませんから、中々大変そうですね。
これからも人が暮らし続けていくためには、噴火災害への備えが常に必要です。
『昭和新山』が1943年から2年ほどで山になったように、また新たな山が出来るのかもって想像すると、ワクワクしてしまいますが、10年ほど前の御嶽山の噴火のような惨事にならなければイイがなって、ついつい思ってしまいます。
『有珠山』を後にすると、2008年に洞爺湖サミットの会場となった、今夜泊まる凄く立派な高台のホテルを目指します。
宿への到着時間が遅くなり、チェックイン時には、既に外が薄暗くなってしまっていたので、残念ながら洞爺湖の観える夕方の風景写真は1枚もありません。




