空宙博 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
バスツアーの日帰り旅行で、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に行って来ました。
何か所も彼方此方の観光地を日帰りで巡るので、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の滞在時間が短くて、全ての展示をじっくりと観ることは出来ませんでしたが、凄く規模の大きな航空宇宙博物館でしたよ。
駐車場から岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の入り口に行くと、正面玄関までの間にも4機の屋外展示がされています。
陸上自衛隊の川崎V107-Aヘリコプター、民間旅客機の日本航空機製造YS-11A-500R、海上自衛隊の新明和救難飛行艇US-1A、海上自衛隊の川崎ネP-2J対潜哨戒機が出迎えてくれました。
入場チケットを係員に見せて屋内展示場に入ると、ちょっと写真が撮りずらい薄暗い展示場になっていて、航空機と航空機産業の始まり、戦前・戦中の航空機開発をテーマにした展示となっていました。
ひときわ目を引いたのが、灰色の三式戦闘機『飛燕』です。
『飛燕』の完全な現存機は、現在日本国内に1機だけとのこと、戦前・戦中の航空機は終戦後に殆どが、米軍の指示で解体されてしまったので、残っていないのは仕方が無いのでしょうが、貴重な歴史資料として飛べない状態にしてでも、残しと欲しかったと思ってしまいます。
戦中の日本の航空機が接収され性能評価試験後、アメリカやイギリス等海外の博物館に何機も展示や保存がされているとは言え、日本国内に無いのはやはり寂しいものです。
戦前・戦中のエリアを通り抜けると、物凄く広い空間に戦後の航空機が20機ほど、ズラ~ッと並んでいて圧倒されます。
自衛隊の退役した航空機全てを網羅はしていませんでしたが、ほぼ揃っているのは凄いですね。
最近退役した、F-4EJ改ファントム要撃戦闘機も展示されていましたから、いつかは先進技術実証機X-2(通称:心神)も展示してくれないかな~って思いましたよ。
階段を登って2階に行くと、今度は宇宙開発のエリアでした。
こちらは実機はムリなので模型を中心とはなりますが、とても充実した展示内容となっていました。
今回は短時間の滞在なので、急いで観て回りましたが、もう一度行く機会があれば、ゆっくりじっくり観て体験してみたいと思える、航空機の素敵な展示施設でした。