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尾の島渓流

 旅行社が企画した日帰りツアーの山歩きハイキングで、御嶽山の東麓にある尾の島渓流を、ほぼ真夏の7月に歩いたことがあります。


 場所的には、木曽街道から開田高原マイアスキー場に行く途中、10数キロ手前辺りになりますね。


 うっそうとした森林の中を汗をかきかき、ひたすらに歩いて、辿り着いたのが『尾の島の滝』でした。


 夏でも水温が10℃にもならない御嶽山の雪解け水の渓流、滝の音が聴こえている方向にどんどん進むと、落差30mの綺麗な滝が轟音とともに姿を現しました。


 この尾の島の滝は、御嶽山開山の祖『覚明行者』が天明2年(1782年)頃、この地に来て登山に先立ち、この滝に入り『水行』を積んだと伝えられている滝なのだそうですよ。


 なんでも、滝に打たれての『水行』満願の日、御嶽山の山頂に向ったらしく「冷川上流のオノシマという滝で苦行し、自ら覚明法流空明と称した」との文献が残っているとのことでした。


 『尾の島の滝』は水量が結構多いので、この滝の何処辺りで『水行』をしたのだろうか?と思いつつ、滝の風景写真を写しました。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 帰りにはたぶん時間調整で、『御岳百草丸』の工場見学なんてのもありましたね。


 これは旅行社のツアーなので、地元の観光地の一つとして寄らないと、山歩きだけではお土産等を買う機会が殆ど無いので、きっとダメなんでしよう。


 百草丸の工場の庭先に、ドクダミの白い花が咲いていましたが、ここに咲いていたドクダミは八重の白い花でした。


 我が家の庭にもドクダミの花は咲いていますが、八重のドクダミの花はここで初めて観ましたよ~

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