太地から眺める熊野灘
南紀の太地で『鯨料理』を食べることが出来る宿に泊まり、翌日には『太地町立くじらの博物館』等の施設を観て回ったことがあります。
太地を訪れた日は、とても天気が良かったので、カメラと三脚を抱えて、素敵な海の景色を探して、太地の海岸線をウロウロもしましたね。
周囲に特に何もない辺鄙な場所だけど、熊野灘が一望できる高台には、『落合博満野球記念館』なる施設もありましたよ。
私がここに来たのは、海の風景写真を写しに来たのが主目的なので、入館しませんでしたが、入館料が2000円で金・土・日のみ開館しているのだそうです。
天気が良くて波も穏やかな日でしたので、高台から眺める太平洋・熊野灘は水平線が綺麗に観え、地球が丸いことを実感できる素敵な風景が広がっていました。
バランスの好い構図を考えながら、彼方此方と場所を移動しながら写し、太地の高台から観える風景だけで、フイルム1本使い切ったと記憶しています。
当時はフイルムカメラで写していたので、例え風景写真をそれなりに沢山写していても、その中から厳選するため、フイルムからデジタルデータ化した風景写真が少なくて、デジタル化の費用をケチったことを、後になって後悔することが多々あります。
デジタルカメラを使う今なら、とりあえず大量に風景写真を写してしまい、後から好みの写真を選ぶことができるのでしようが、フイルムカメラの場合は、1枚写すごとにコストが掛かるわけです。
だから、1枚1枚構図や画角、被写界深度等を考えて、本当に慎重に慎重に撮影するので、元々の撮影枚数がとても少ない。
おまけに撮影結果は、フイルムを現像してみないことには判らない。
デジタルカメラのように写してはモニターで確認し、ダメならもう一度写すってことが出来ないのですから、場合によっては設定ミスで、写した写真が全部ダメってこともあったりします。
過去には、カメラのフイルムの感度設定を直し忘れたがために、全部露出がアンダーだったこともありましたからね。
ハードディスクの中に保存されている写真データを探してみましたが、太地の海岸線を高台から写した風景写真は、やはりだったの1枚だけしかデジタル化してありませんでした。
撮影枚数の少ないフイルムの中から、更に厳選してデジタルデータ化したのだと、当時の私は思っていましたから、こればかりは仕方がないですね。
また、早朝の黎明時に太地の宿近くの海岸から写した写真も、デジタルデータ化したものが1枚ですがありましたよ。
ネットでぐくって見たら、今でも、「いさなの宿 白鯨」では鯨料理が食べられるそうですよ。
夕食のコース料理で、『鯨三昧』『鯨フルコース』『鯨ミニコース』の案内が出ていました。
久しぶりに『鯨』を食べに行きたくなってしまいます・・・




