清内路峠の桜たち
駒つなぎの桜で桜奉納舞を撮影した後、何処に桜を観に行こうかと迷いましたが、花桃街道を走り清内路峠に行くことにしました。
清内路峠は、峠越えの道路として、木曽地区と飯田地区を直接結ぶ路線で、かつては急カーブが連続する中々キツイ峠道でしたが、清内路トンネル(標高1094m、延長1642m)が開通したことにより、とても便利な道となりました。
取り敢えず妻籠宿まで行って見ることにしましたが、標高差がかなりあるため、峠の入り口辺りは桜も花桃もミツバツツジも満開ですが、清内路トンネル辺りは、まだ桜も咲いていません。
清内路トンネルを通過し、妻籠宿の近くまで行くと、大きな枝垂れ桜の樹が道路の北側に観えて来ます。
松下桜と表示されていましたが、少し遅かったようで、満開を少し過ぎ新芽が出始めていました。
松下桜を撮影した後、妻籠宿まで行くのは止めてUターンして、清内路峠を逆戻りします。
10分ほど戻ると、長延寺があり境内の枝垂れ桜がほぼ満開でしたので、立ち寄って枝垂れ桜を写しました。
清内路トンネルを通過してしばらく走ると、道脇に清南寺の夫婦桜の表示板がありましたので、表示板のすぐ横にあったチェーン着脱場に車を停めて、清南寺に歩いて向かいます。
残念ながら清南寺の夫婦桜は、まだ三分咲き程度でした。
かつては清南寺の境内庭先に二本並んで立っていたそうですが、何年か前に婦桜は枝を残して朽ちてしまったそうで、夫婦桜で写すことが出来ず、チョット残念でしたね。
清内路の小学校がある部落手前まで戻って来ると、道路の東側に清中桜が観えて来ます。
この清中桜は、清内路中学校が阿智中学校へ統合された時の記念として命名された桜で、100年以上前から、清内路中学校を見てきた名桜なのだそうですよ。
細い坂道の上に、阿智村のデイサービスセンターを見下ろすように桜の樹がありましたので、桜の近くに車を停めて、山の稜線を入れて桜を写しました。
清中桜を過ぎてもう少し南に走ると、道路の西側に黒船桜が観えて来ます。
黒船桜は墓地の中に植えられている大きな枝垂れ桜で、黒船来航時に植えられたと伝えられています。
なるべく墓地が目立たない方向から、黒船桜を撮影しようとしましたが、中々難しい・・・
黒船桜の周囲を彼方此方から眺め、墓地前や橋の上、小学校横、黒川の川岸等から色々と写してみましたよ。
黒船桜以外の桜も彼方此方に咲いているので、黒川沿いの桜も写しておきます。
清内路峠の入り口にある昼神温泉郷辺りまで戻って来ると、花桃を観に訪れた観光客の車で渋滞です。
花桃を眺めるために駐車場に車を入れるのも出るのも中々大変そうなので、車窓から満開の花桃を眺めただけで、花桃の撮影は諦めて帰宅することにしました。
桜の花も自宅の近隣はほぼ葉桜となり、標高の高い場所まで行かないと撮影出来ないので、今年の桜もそろそろ撮影納めでしょうか・・・
ゴールデンウィークに、立山室堂まで雪の壁を観に行く予定なので、運が良ければ途中で桜が撮影できるかも知れませんね~




