高野山のライトアップ
高野山の宿坊での夕食後に、金剛峯寺の中門と根本大塔の辺りがライトアップしていて、とても綺麗だからから観てくると好いと教えて頂いたので、歩いて行ってみることにしました。
日帰りの観光客は、夕方になると皆さん帰ってしまうので、残っているのは宿坊に宿泊する予定の人だけですから、日中の喧騒が嘘のように、殆ど自動車も走っていないし、歩いている人も少なく、道路は静かなものです。
遠くにライトアップしている中門か根本大塔の灯りらしき光が微かに観えるし、道中一本道なので、道に迷うこともありませんでした。
日没から夜明けまで、年間を通じてライトアップが行なわれているそうで、時間の制限なくゆっくり撮影出来るのは有難かったですよ。
時間に余裕があれば、見学者が移動していくのを少し待てばいいので、人が誰も居ないタイミングでの撮影が簡単に出来ます。
夜景の撮影は、シャッタースピードが5秒とか10秒とかになりますから、人が立っていたり歩いていたりすると、心霊写真のような雰囲気の写真になるのですよ。
夜明けまでライトアップなので、かつて瀬戸大橋のライトアップを撮影しようとした時みたいに、1枚も写真を写せずに終了は無いので安心です。
瀬戸大橋のライトアップスケジュールを知らなかった私は、瀬戸大橋のライトアップを撮影しようとカメラを構え、シャッターを押そうとした瞬間に、瀬戸大橋のライトアップが終了し、真っ暗になった・・・なんて残念なこともありましたからね。
綺麗にライトアップされていた根本大塔と中門、中門で伽藍全域を守護している持国天像(東)・多聞天像(北)・増長天像(南)・広目天像(西)等をゆっくり撮影して回りました。
四天王像のうち、増長天と広目天の両像がつくられたのは10数年ほど前の平成24年、持国天像と多聞天像が造られたのは900年ほど前の平安時代とのことですよ。
四天王像を並べて見てみると、年代と製作者の違いからか、確かに雰囲気が随分違っていました・・・
失敗しているともう一度取り直しですから、念のためデジタルカメラのモニターで、撮影した画像が無事に写っていることを確認してから、宿坊に戻りました。




