林道 西川新倉線
忍野村の二十曲峠を降りると、忍野八海近くにあったコンビニに寄って、株主優待品のクオカードで、昼食用におにぎりとペットボトルのお茶等を買い、トイレを済ませます。
その後は、河口湖の河口湖大橋を渡った北方向にある御坂みちから旧道の御坂みちに入り、林道西川新倉線を目指します。
これから行く林道には、店もトイレも何もないのです。
旧道の御坂みちには、トンネルの手前に『天下茶屋』眺望の好さから、かつては富士見茶屋、天下一茶屋とも呼ばれていた峠の茶屋がありますが、今回はその手前で右に逸れて、林道に入ってしまうのですよ。
林道をしばらく走ると、有名な『三つ峠』に登るための駐車場があり、その先を右に曲がると、冬期封鎖のゲートがあります。
林道のグネグネ道を進み、車が入れない白滝林道の入り口付近の少し崖を登った地点が、富士山が綺麗に望めるビューポイントとなっています。
随分昔からこの場所で富士山の撮影をしていますが、他の撮影者が居たことがほとんど無い、最高の穴場ポイントなんです。
富士山の撮影のため、長い時には5~6時間滞在しますが、車も殆ど通らず、多くても1時間に1~2台林道を通行する程度なんですよ。
特に冬場の撮影だと、冬期で林道のゲートを閉鎖してしまえば、私のように歩いてまで目指すような物好きな人も滅多に居ないらしく、殆ど誰も来ませんし・・・
そんな林道の撮影ポイントで、昼過ぎから撮影を始め、そのまま滞在して、夕焼けに染まる富士山を写そうと思ったのです。
でも残念なことに、昼過ぎから富士山の周囲に徐々に薄雲が出始め、いつの間にか薄曇りの状態となり、結局この日は残念ながら空が殆ど紅く染まらずに、暗くなってしまいました。
私の都合よくは、綺麗な富士山は中々写せないのです。
だから何度も何度も富士山を写しに、飽きることなく訪れるのですよ。




