大井川鐡道 紅い花桃の間を走る列車たち
春、桜が咲く頃になると、桜まつりで大井川鐡道では特別列車が運行されます。
期間中、蒸気機関車には「さくら」のヘッドマークを装着!
こちらは、かつて国鉄~JR時代に走っていた寝台特急列車「さくら」のヘッドマークの、レプリカ品らしいですよ。
また、大井川鐵道では、全国の私鉄を引退した車両を、整備して運行していますので、レトロな電車を観る、写真を撮ることも出来ます。
今は令和4年台風15号の甚大な被害のため、金谷駅~川根温泉笹間渡駅までの区間でしか、残念ながら鉄道の営業運転をしていません。
一日も早く全線復旧し、千頭駅まで無事運行されることを願うばかりです。
それでも桜のシーズンになると、家山駅の手前にある「桜のトンネル」には、大勢の観光客が訪れています。
臨時の蒸気機関車が追加で走るものの、家山駅が終着駅となっているため、川根温泉笹間渡駅まで走る蒸気機関車は1本だけ、残念でなりません。
そんな川根温泉笹間渡駅の手前に、紅い「花桃」が線路の両側に咲いているポイントがありますので、そこで電車・蒸気機関車の写真撮影をしたことがあります。
淡いピンク色の桜の花も清楚で綺麗ですが、強い自己主張をする紅い「花桃」も、写真映えする風景となりますので、お薦めのポイントですよ。
両側に紅い花桃を入れて写真撮影したのは、以下のとおりの3編成です。
近鉄の特急電車であった16000系、昭和41年に製造された古い電車。
南海電鉄の急行・特急電車であった通称「ズームカー」21000系、昭和33年に製造された古い電車。
旧国鉄の蒸気機関車C10形8号機、昭和5年に製造された大井川鉄道で一番古い蒸気機関車で、C10形で唯一現存する機関車。
まだ桜が咲くには少し早い時期に、先に花桃が満開となりますが、桜と蒸気機関車のコラボ写真が目当ての撮影者がいない分、撮影者も少ないみたいですよ。
ですから小生がカメラを構えた場所の近辺には、他に数名の方が撮影していただけでしたね。
直ぐ近くの大井川鐵道大井川第一橋梁の、有名な撮影ポイントの方には、結構大勢の撮影者がいたみたいですが・・・
そんな撮影ポイントで11時少し前頃から写真撮影の準備をし、11時30分頃から12時30分頃まで、通過する電車と蒸気機関車の撮影をした訳です。
16000系だけは向かってくる姿ではなく、走り去る姿なので、電車を運転する運転士が写り込んでいません。
走り去る姿の簡単な判断方法は、電車の赤いテールランプ点灯ですよ~
今回の写真撮影で使用したレンズは、35mmカメラのレンズ換算で、240mm程度の望遠レンズになります。
望遠レンズを使用したのは、撮影する構図として、周囲の余計な不要な景色を、可能な限り入れない、写り込ませないためですね。
折角なので、蒸気機関車C10形8号機の写真を1枚、縦にトリミングしてみました。




