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屋久島は今日も雨が降る?

 屋久島は、とても雨が降ることが多い島なのだそうです。

 屋久島はほぼ全域が山地であり、1000mから1900m級の山々の連なりは、八重岳と呼ばれ、洋上アルプスの異名もあるのだとか。


 海からの湿った風がこれらの山にぶつかり、『屋久島は月のうち、35日は雨』と表現されるほど、大量の降雨をもたらすのだそうです。


 年間降水量は、気象庁の観測地点として全国1位、全世界で見ても、世界屈指の多雨地帯になるとのことですから、『月のうち、35日は雨』の揶揄が判る気がしますね。


 言い方を変えれば、雨の多い気象条件と森林地帯により、豊富な流水や湧水に恵まれる、自然豊かな場所でもあるのです。


 そして、宮之浦岳流水は名水百選に選ばれているほどに『保全状況が良好』です。


 それは『地域住民等による保全活動がある』ということであり、しっかりと大自然が守られているのです。


 そんな屋久島ですから、今晴れていたかと思ったら、いつの間にか曇っていて、雨が降り出す、数時間で目まぐるしく天気が変わります。


 今回の旅で最初に行ったのは、昔『ファイト一発』リポビタンDのCMロケ地として使用された、巨大な花崗岩の一枚岩に落ちるアーティスティックな滝『千尋のせんぴろのたき』てす。


 鯛之川の上流にある、落差が約60mの大きな滝です。


 遠く離れた展望台からの俯瞰でしか『千尋の滝』望むことが出来ませんでしたが、行けるものならば、もっと近くで観て見たい、ため息が出るほど美しい滝でしたよ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 風景写真ではとてもじゃないが表現できない、現地で観る本物の滝は、それでも尚表現し足りない、圧倒されるスケール感でしたよ~ たぶん音・風・気温なども、五感で感じることが出来るのだから、この差なのでしょうね~


 千尋という名前は、千人の人が手を広げた大きさという意味からとのこと。


 200m×400mの巨大なV字の花崗岩の谷に流れ落ちる滝の大パノラマの景観は、壮大でとても写真映えするものでした。


挿絵(By みてみん)

 機会があれば再び訪れ、今度は千尋の滝展望台駐車場の側にある登山口から、屋久島南部のシンボルであるモッチョム岳への登山して、頂上から壮大な景色を眺めることも、ぜひ体験してみたいですね。

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