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寒すぎるとカメラも凍り付きます

標高が982mもある山中湖は、冬の早朝、厳寒期には冷凍庫内のような極低温になってしまいます。

 2月に日の出時に山中湖の凍った湖畔で早朝の富士山を写そうと、F1さんのハイエースで深夜に走り、山中湖湖畔の駐車場に日の出前に無事到着しました。


 真冬の山中湖はとても寒かった。


 大判さんがコンビニで買った『燗板娘』なる熱燗で飲めるらしい日本酒は、あまりの寒さにぬる燗、熱燗にならずじまいでした・・・当然、運転するF1さんには飲ませません。


 早朝、日が昇る前に湖畔に出てみると、湖面は全面みごとに凍り付いていて、湖面の氷に乗っても割れなかったので、確実にマイナス10℃以下まで下がっていたと思います。


 もしかすると、マイナス20℃に近かったかも・・・


 黎明時から湖畔の自分なりに好きな構図の場所に三脚を立てて、さっそく写真撮影をすることにしました。


 ところが皆が撮影の準備中や撮影中なのに、写真仲間の一人ネモさん(機種はマミヤRB)が、途方にくれています。


 皆に大声で助けを呼ぶので仕方なく行ってみると、カメラが凍りついてしまっているようです。


 金属製の遮光板(RBなど多くの中判カメラは、この遮光板がカメラから引き抜けないと、撮影時にシャッターを切っても、フイルムが露光せず写真にならない)が取り外せずに撮影不能状態らしい。


 ちなみに私がこの時に使用していたペンタックス645には、遮光板は存在しませんので、何のトラブルも無く撮影していました。


 結局ネモさんは、この日の早朝、富士山の写真撮影では一枚もシャッターが切れませんでした。 残念!!


挿絵(By みてみん)


 でも、日が昇ってからの富士山、忍野に移動してからは、ネモさんも何とか写真撮影が出来てたみたいだから、良しとしましょうかネ。


挿絵(By みてみん)


 我々も、もっと早くに気が付けば、事前にカメラから遮光板を抜いてみるなど工夫も出来だでしょうが、自分達のカメラは問題なく作動状態でしたからね。


 富士山の写真撮影のことばかり考えていて、全く気が回りませんでした。


 なお対策としては、日頃から写真撮影が終了したら、カメラとレンズの埃等を掃除して汚れを取り除いた後に、必ず除湿保管庫に入れる習慣をつけていれば良いのです。


 除湿保管庫に入れておけば、よほどの寒さの場合を除き、カメラが結露から凍ってしまい、撮影不能状態にまでなることは、かなり低減されるだろうと思いますよ。


 今回カメラが撮影不能状態になったネモさん以外は、全員が除湿保管庫でカメラを保管していたので、除湿保管庫の効果かと思った次第ですが、実際どうでしょうかね~。


 でも今時のカメラやデジタルカメラは、電池が無いと作動しないし、寒冷地では電池の消耗が激しくなるので、長時間の写真撮影は無理、困難かな?

 皆さ~ん、氷点下の極低温の環境下で、手袋をせずに素手で金属製の三脚を触るのは、とても危険です。


 指が凍傷になることもあるので、冬の寒い時期は、手袋をするなど十分注意して、金属製の三脚は取り扱いましょう。

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