13話 神との会話
ガゼルは昔話を聞かせてくれた。
「我はイヒタと別れてから再び旅にでた。もちろんソロでな、イヒタに鍛えられた自分がどこまで世界に通用するのかを確かめにな。」
冒険者活動の一環という名目でガゼルは世界中いろんなところを周った。
その当時世界中に名を馳せていた者と戦うために海を渡ったり極寒の世界に飛び込んだりした。
ある国では戦争が起こっておりいくらかの事が重なり戦争に参加したり、
時には学園の臨時教師になり人に物を教えるという難しさを学んだりもした。
他にも世界中の強者集まる武道大会に出場し見事優勝を果たしたりもした。
そんないきなり世界に名を轟かせたガゼルに突っかかっていく者たちも沢山いた。
そんな者たちを退けながらも各地を巡っていたガゼルに1つの出来事が起こった。
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その日ガゼルは最強の魔法使いコルーダに戦いを挑むべく山を登っていた。
コルーダは人気がない山の更に深いところにある小屋に住んでいるらしい。
いかにもな場所に住んでいる。
ガゼルが山を登り始め1時間が経とうとしたとき突然後ろから気配を感じた。
ガゼルは慌てずにコルーダと戦うために新調した大剣を抜き気配を感じた方を向いた。
ガゼルが見た先には1人の黒と白の髪が入り混じっている14歳ぐらいの少年が立っていた。
(こいつ、いつから俺に着いてきていた?)
ガゼルはコルーダを探すために<探知>を常に発動していたので人が近づいてきていたら分かるはずだ。
(もしや<隠密>系統のスキルか?それなら納得いくが・・・・)
ガゼルは少年から一切目を離さず瞬時にそこまで考えた後に少年に話かけた。
「俺に何の用だ。」
ガゼルは短くそう問う
「僕ね上からおじさんの事見ていたんだけど強いんだね。」
ガゼルは褒められたのかと思いながらも
「上とはなんだ?」
「その質問に答える前におじさんって神を信じる派?」
「いきなりだな、俺は神なんぞ信じてはいない。」
「そっか、じゃあ奇跡は信じる?」
少年はニヤニヤしながらそう聞いてくる
「何が言いたい?」
「実はね僕神様なんだよね。」
「そうか神が俺になんのようだ」
ガゼルは特に驚く様子を見せない。
「さっきは神の存在を否定してたのにあっさり信じるんだね。」
「俺も色々旅をしてきたんだ自分の常識が実は違うなんて事は1度や2度ではないからな。」
「そういう考えもあるんだね。ところでおじさんは僕が来た目的をしりたいんだよね?」
「ああ」
「この世界はこのまま行くともうすぐ崩壊するんだよね、まぁもうすぐっていっても僕ら基準でだから厳密にいえば1100年後ぐらいかな他の世界と衝突してね。」
神はこの世界が1100年後に他の世界と衝突して崩壊するとガゼルに伝えてくる。
「何故それを俺に伝える、1100年後には俺は死んでいる関係のないことだ。」
「そんな事言わずにさ僕らのゲームに付き合ってよ。」
「僕らだと?」
「そう今ね姉と賭けをしてるんだ、賭けの内容はね世界が崩壊すれば姉の勝ち、免れれば僕の勝ちになるんだ。」
要するに神のお遊びで世界が崩壊する可能性があるということだ。
ふざけた話だ。
「お前らの遊びで世界が崩壊するのは気にくわないが先も言った通り俺はそのときにはすでに死んでいる。」
「おじさんがさっきから気にしてる寿命は僕の力で寿命で死なないようにしてあげるからさ。いいでしょ?」
寿命の問題がないのならばガゼルは世界の崩壊を止めたいと考えその方法を引き受けた。
「で、具体的に方法はなんだ?」




