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12話 魔王とガゼルの出会い


「魔王連れてきたわよ、入っていいかしら?」

「入れ」


魔王の許可がおりたのでミリーナ達は魔王の部屋に入っていった。


魔王は顔を上げミリーナの後ろにいる者を見た。


「やはりお前だったかガゼル、俺と別れて何をしてるのかと思ったがまさか他世界のボスをしていたとはな。」

「我の顔が見えていなくせによくわかったではないかイヒタ」

 

ガゼルは頭の装備を外した。

見た目は50代くらいで白髪、その姿は歴戦の老兵という風貌をしている。

2人はお互いに手を差し出し握手をした。

感動の再開といったところだろうか。


「ガゼル俺との旅が終わった後何があった?」


「ちょっと待てもらえる2人の関係を聞かせてもらってもいい?そのほうが私とリンも状況把握ができて助かるのだけれど。」


魔王はさっそく話を始めようかと思ったがミリーナの言うと通りだなと思いまず昔話から始めた。


「そうだな、リンがガゼルを知らない通り俺とガゼルははるか昔からの友だ。・・・・・・・・」


魔王の話によると

2人の出会いは1体の魔物と戦っているときだったらしい。






***********************


「クソが!!何で古龍がこんなとこにいるんだよ!!!!!」


ガゼルはソロの冒険者だった。

昔仲間とのいざこざがあり、それ以来仲間というものが嫌いになった。

しかし冒険者を続けたいガゼルはソロの道を選んだ。

元々ガゼル自身はそこそこ強くソロでもやっていける実力を持っていた。


当初ガゼルはソロになったことにより自由度が増し好きな時間に魔物と戦い、休みたいときに休み、

ソロでの冒険を謳歌していた。

そんな生活のおかげかガゼルはの戦闘でのパフォーマンス向上していきドンドン強くなっていった。

日々強くなっていく自分を感じれるのはとても気持ちいい感覚だった。


ある日ガゼルは村を荒らし回っている劣竜の討伐の依頼を受けた。

今のガゼルからすれば朝飯前の仕事のはずだった。


しかし劣竜の住処とされているところにいたのは

竜よりもさらにその上の存在である龍の最上位種である古龍だった。

古龍の隣に劣竜は無残な姿で横たわっていた。

ガゼルは古龍を見た瞬間血の気が引くのを感じた。


だがさすがソロで冒険しているので次の行動は早かった。

ソロで冒険するということは全てのことを自分1人でやるということだ。

自分に危機が迫っても自分でなんとかしなければならない。


幸いまだ古龍はこちらに気づいていない。

古龍との1vs1なんてしたら待っているのは死のみだ。

ガゼルは古龍に気づかれる前に静かに後退していった。


ガゼルのとったこの行動はまさに最適解であった。

しかしガゼルは一つ大事なことを確認し忘れていた。

普段なら必ずやる魔物の数を正確に掴むということを。



グギャァァァァァァァァ



ガゼルが後ろを向くとさっきの古龍とは色が違う古龍が空を飛んでいた。

番だろうか。

その古龍はガゼルの方を向く。


古龍はガゼルの方めがけてブレスを吐いてきた。

あんなものを喰らえば即死だ。

一瞬で体が溶かされるだろう。

痛みを感じる間もなく死ぬ。

それほど古龍は恐ろしい存在なのだ。


ガゼルはもう何も考えることができなかった。

ガゼルは必死に逃げた。

急いでこの場から逃げないと死ぬことは確定している。

恐怖で今にも止まりそうな足をひたすら動かし続けた。



しかし現実は非情だ。

古龍は翼を一振りするだけでガゼルに追いついた。

ガゼルの顔は絶望で歪む。

だがまだ足は止めない止めなければ希望が舞い降りてくるかもしれないから。


そんな逃げるしかできないガゼルを嘲笑うようかに古龍は翼を使い風を起こした。

ガゼルの体はいとも簡単に飛ばされ鈍い音を立て木にぶつかった。

全身の骨がおれているように感じる。

もう体が動かない、このまま古龍に殺されるのだろうか。


そんな思考をしているうちにも古龍は地上に降りて近づいてきている。

その歩みは遅い、少しでもガゼルに死の恐怖を味わせるためのものだろう。


ガゼルは立ち上がった。もう逃げる体力なんて残っていない。

このままいけば殺されるだろうならば何もできずに殺されるより

せめて一太刀を古龍に浴びせて死んだほうが幾分かマシだ。



ガゼルは腰にある短剣を抜くと古龍目掛け全力で走った。

古龍は瀕死だった者が突然動きだした事に驚き少しの間硬直していた。

ガゼルは残りの全ての力を注ぎ古龍の胴体に刃を叩きこんだ。


もちろん凄まじい強度を誇る古龍の鱗に弾かれる。


ガゼルは反動により少し飛ばさるがその顔に悔いは残っていない。

あの古龍相手に一太刀いれることができたのだ。

ガゼルは静かに目を瞑り死を受け入れる。








が、中々殺されない・・・・・・


ガゼルは恐る恐る目を開けた。

そこには横たわっている古龍と一人の魔族がいた。



*************************




「それが魔王イヒタ・ガーライアだったってわけね。」


ガゼルは頷いた。


「そこから我はイヒタに修行をつけてもらうという名目で一緒に旅にでた。」

「それで数年がたちガゼルに俺から教えれることが無くなり別れたということだ。ミリーナとリン分かったか?」


2人は頷く。


「よし、では本題に戻るぞガゼル何があった?」



ガゼルと魔王の出会い話も終わったところで本題に入った。






ミリーナ(古龍と是非とも戦ってみたいわね。)

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