ざまぁイベント発動!
いつものように学園から帰宅し、ベッドにだいぶ。
いつものようにジュースを飲みながら、本を読む。
暫くして、仕事を片付ける。
我が家は本当に警戒されていて、中央の要職には着いていなかった。故に、領地のことだけをやっていればなんてことはない。
では、中央で何故こんなにも融通が利くのか。
さて、何故でしょう?
答えは簡単。
中央の職に就いている人物に、クラウディア家出身が多いからにほかならない。
困ったことに、家からしてみれば、中央に人材が流出しているのだ。
まあ、中央にいてもクラウディア家に融通を聞かせてくれるのはうれしいが。なんか、悪いことしている気分になる。
例えば、王宮に入る順番。
これを取り仕切っている者がクラウディア家だったら、少し前になっていたり、時間をずらしていたりする。
これ、完全に汚職じゃね?
まぁ、良いか。
とにかく、中央にもそれなりにクラウディア家がいるわけで。
例えば、今目の前で起こっていることも、その者の責任になりうることがある。
「リリス!貴様との婚約を破棄する!!」
王城での舞踏会、その中央では、断罪イベントが行われていた。
「な、何故ですか殿下!」
リリス嬢が王子に必死の形相で問いかける。
「黙れ!君によるメアリーに対する数々の嫌がらせ、忘れたとは言わせない!」
メアリーとは、殿下に守られるように佇む少女の事だ。
「で、殿下、私は何も・・・」
「ああ、メアリー、リリス嬢を恐れてそんな嘘を突かなくてもよいのだよ」
いやいやいや、
明らかにあんたの見間違いだろ。
だってメアリー嬢、何ら気にしてなさそうだけど?
そもそも、これは本当にメアリー嬢の意志を確認したうえで行われていることなのだろうか。
「リリス、君には失望した」
「お待ちください殿下!今ならまだ間に合います!今の話を取り消してください!」
「黙れ悪女め!」
こうして、断罪イベントは恙無く行われ、これ以上の舞踏会の継続は不可能とされ、お開きになった。
そして、俺もあてがわれた部屋でくつろぎ、退場を待っている時の事だった。
部屋がノックされたのだ。
エリーが受け答えする。
「はい、どちら様でしょうか?」
エリーが、こちらに来て誰が来たのかを教えてくれた。
「・・・殿下がお見えになりました」
え、殿下ってさっきの?
俺が見返すと、彼女が頷く。
正直、今は会いたくなかった。
だって、断罪イベントの直ぐあとよ?絶対監視が付いているでしょう。
とりあえず、殿下を部屋に招き入れると。顔面蒼白の殿下が、一人で来ていた。
「殿下、どうされました?」
極力丁寧に聞く。
「私は、なんてことをしてしまたんだ!!!」
殿下は、俺の前で膝をついて発狂した。
どうやら、先ほどの断罪イベントを後悔しているようだ。
「殿下、何故あのようなことを?」
聞いてみると、なんかさっき、変な使命感とかで、あんなことやったけど、正直、メアリ―の事好きじゃないし、リリスラブだし、メアリ―も殿下の事を好きじゃないらしい。
「なるほど」
俺は、ソファーにどっしりと座り、悪役っぽく笑う。
「フッふっふっふっ、殿下、助かりたいですか?」
「な、なんだクラウディア卿、何か策があるのか?」
「まあ、ないこともないですね」
「なんと!!!」
殿下、のりがいいな。
良し、今作初!クラウディア家の権力で今の国王をブイブイ言わせてやろう!
「クラウディア家であなたの身柄を引き受け、今後あなたの枠はクラウディア家にしてもらいます!その祭、殿下は王族としての一切を捨てていただきます」
殿下が、困惑している。
「一切と言うのは?」
「その服に名前、称号に爵位、兄弟関係に出生事実、そのすべてです!」
「なにーーー!!!!」
本当に殿下はのりがいいな。
「しかし、そんなことが出来るのか?」
「ふっふっふっフっ、クラウディア家にかかれば朝飯前です」
最も、殿下が裏切ったとしても、その処理は朝飯前た。今の陛下の知性も今日までだ。
「本当にやってくれるのか?卿には、何のメリットもないようにおもうが?」
「なーに、ちょっとした人助けですよ」
これは本当だ。
だって、何も利益えれないし。
ただ面白そうだったから。
其れだけなのだ。
すみません
ギャグに走りました